この映画を見ておいた方がいいかも?
ジジイの私の見解ですが、なぜか、SF映画の内容は、現実になりがちです(『エイリアン』とかが現実になったら困るが)。こういうのを、哲学をやりながら見ておくと、世の中の進歩に取り残されないかもしれません(まだ、他の可能性がたくさんあるからわからんが)。とりあえず、メタバースに備えておきましょう。メタバースは、最終的には、地球がもう一つデジタル世界として、仮想的につくってしまうことを目指していると思うので、今のうちに、慣れておいたほうがいいでしょう。まず、『トータル・リコール』ですね。アーノルド・シュワルツェネッガー主演(1990)の方です(新しい方もできれば見たほうがいいかも)。ちょっとグロいので要注意です。リメイク版の公式予告編はこれ↓『サロゲート』(2009)こちらは、ドローン的なロボット社会の話です。公式の予告編↓『マトリックス』三部作のどれかは、みんな見てると思います。『マトリックス・レザレクションズ』公式予告編↓『インセプション』(2010)夢マシーンの話です。公式の予告編『レディ・プレイヤー1』(2018)これは、絶対見ておかないと、ほんとに世の中、もうこうなってきてるから要注意。すべてのリモートがリアル化しますから、会社も塾も大きな変革期を迎えるでしょうね。公式の予告編↓『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)公式の予告編↓TVアニメと映画版『ソードアート・オンライン』(KADOKAWA)も大事ですね。ちなみに、KADOKAWAの関連で、すでに「Meta Quest 」によるバーチャル授業が導入されています。小中高では、iPadや動画授業が標準になってきていますが、予備校や塾は、「Meta Quest 」の進化系形態に進化すると考えられます。まあ、地球がもう一つできてしまうようなものですから、家にいながら家庭教師がいる空間にみんなで集まるのは普通だと思います。これは、バーチャル空間で生活するという可能性ですが、もう一つの可能性がロボットです。ドローンといいますか。自分は、家にいて、ドローンが外に出回ります。交通事故などがなくなりますので、非常に安全なわけです。まあ、コスト的に考えると、メタバースの方が、すぐにできそうなので、慣れておいた方がいいと思います。ここからは、ジジイの昔話…。その昔、私が20歳くらいになったとき、日本で、はじめてパソコンが販売され始めました。私はNEC8801(98じゃないんです)をすぐに購入し、スイッチをいれたところ、真っ黒な画面に(ブラウン管モニタに)、Microsoftと文字が浮かび上がってきました。「Microsoftってなんだ?」と思いましたね。あとは、真っ黒な画面でなにをどうしていいのかわからなかったのですが、BASICというプログラミング言語を使って、自分でプログラムを作るという状況でした。自分は、しょうもない「英単語学習プログラム」とか作ったりしていました。当時は、現在のUSBメモリ、SDメモリ・HDDにあたるものが、「カセットテープ」でした。これは若い方は想像もつかないと思うのですが、カセットテープというやつに、データが入っていて(FAXのガーピーみたいなやつ)、これを15分くらいかけて、パソコンが読み込むのです。それが市販のソフト(現在のアプリにあたるもの)でした。今、iPhoneでダウンロードできるアプリが、カセットテープの中に音の信号として入っていたわけです。『スタートレック』がゲーム化されていたので、そのカセットテープを買ってきて、読み込んでいました。パソコン本体には、メモリがない時代でしたので、パソコンのスイッチを切ると、データは消えます。セーブの概念がなかったのです。さらに、モニターにドットでアニメの画像データを読み込ませて(一日に何時間もかけて1週間ぐらいかかる)、画面に出力していたのですが、友人にそれを見せたところ、単に頭がオカシイと判断されました。というか、世の中の風潮が「パソコンって何?」どころではく、その存在も知られていないという感じでした。ところが、アメリカではとっくにパソコンが広まっていましたので、日本にこの文化が波及しないはずがありません。ディスクという媒体ができたとたんに、あっという間に、日本もパソコン社会になっていきました。自分は、「これはコンピュータの会社に就職するしかない」と考えて、プログラミングの会社に入社し、大手町の電電公社(現・NTT)に出向し、巨大なコンピュータに囲まれた部屋で仕事をすることになりました。そのころのコンピュータは、一部、モニターがなく、出力はプリンターでした。つまり、プログラムした内容を、モニターで見るのではなくプリンターで紙に出力するのでした。読み取り媒体は、パンチカードです。巨大なコンピュータが、所狭しと数十台ならんでいましたので、発熱量がはんぱなく、部屋は冷房というか冷凍庫のように寒かったので、私達は、夏でもオーバーコートを着て作業していました。そのとき、先輩がいった言葉をあやふやにも思い出すのですが、確かこんな感じだったと思います。「この部屋のコンピュータのメモリが、○メガで…」何メガか忘れましたが、メガだったのです。けっこう大きな会社のオフィスいっぱいに並んでいるコンピュータのメモリがメガでした(手のひらに乗っかるUSBメモリよりはるかに少ない)。それにしても、バブル真っ盛りで、仕事量も多く、過労死も続出するような時代で、自分は、「どうもこの仕事あってないな」と思って、1年位でやめてしまいました。コンピュータの仕組みやら、カンタンなプログラミングはわかったので、予備校講師になることにしました。このコンピュータと予備校が無関係だと考えるのが普通ですが、哲学的には「同じ」なのです。職場の変化は、誤差みたいなもんでしょうか(哲学は俯瞰的に考えるから)。さて、代々木にある巨大予備校の正社員として、就職した自分は、社会科に入って、テキストやら模擬試験やらを作っていたのですが、自宅ではパソコンをいじくっていました。その頃、新宿にソフマップができたので、ちょくちょく通っていたところ、あのカセットテープの時代にちょっと目にした「Softbank」という文字が書かれた本を発見しました。「Softbankって何だ?なんで、本があるんだろう…」で、さらに日々の進歩ははやく、ディスク媒体も小型になり(3.5インチ)、NEC98シリーズも充実してきた頃、「Windows」という広告を目にしました。その頃、98シリーズは、依然として画面が真っ暗で「MS-DOS」というOS(今のWindows、MacOSにあたるもの)が入っていました。なんにもOSが入っていなかった頃の8801よりは格段の進歩でした。そのころのワープロは「一太郎」です。自分は、Windowsが気になって、「Windowsってなんですか?パソコンに入れたほうがいいんですか?何ができるんですか」と店員さんを質問ぜめにしていました。しかし、店員さんも「まあ、入れたほうがいいんじゃないですかね」みたいなことしか答えてくれないのです。というのは、ソフト(アプリケーションソフト)のWordが出てきた頃です。とりあえず、Windowsをでかい箱で買って(ディスクが何十枚も入っていた。アプリはCDではなかったから)、インストールしてみました。すると、ゴミ箱があるじゃないですか。「ゴミ箱?パソコンにゴミ箱があるの?なんで?」だんだん、これMacOSと同じやつの別バージョンだとようやくわかったのですが、その頃は、日本ではMacが高額だったので、全然流行っていなかったのです。こうして、私は、Microsoft、Softbank、Windows、Macというものが日本に上陸してきたときの目撃者の一人となったのでした(どれだけジジイなんだ…)。そのとき、予備校ではちょくちょく模試を作りながら、たまに授業をさせてもらっていたんですが、今では信じられないことですが、原稿は手書きと決まっていました。その模試を絶対にワープロでつくってはいけなかったのです。会社に「ワープロ禁止令」が出ていたのです。そういう、パソコンとかいうわけのわからんメカをつかって文章を作るのはけしからんという風潮でした。よく、電車の中で、パソコン批判のオヤジたちがぐちを言っていました。「あんなものに頼っていたら、人間がだめになる」と……みなさん。世の中とはそうやって進んでいくものです。世界は、ホントウに変わるのです。あっという間です。哲学をやっておけば、思考実験の連続なので、ちょっとやそっとの変化には動じなくなります(先にわかったりする)。ぜひ哲学してください。ちなみに、スティーブ・ジョブズは、インド思想や禅の思考とコンピュータのシステムをからめて、Macを開発しました。哲学とコンピュータは繋がりが深いのでしょう。↓ここにいろいろ書いておきました。神秘思想 光と闇の全史Amazon(アマゾン)1,155〜5,742円このWindowsの初版から、Windows95(1995)が発売されるまで、そして、その後、Windowsを搭載したすべてのDOSマシンとApple社のMacとの激しい攻防戦が続くのです。(つづく)★受験日本史の情報はこちらです↓トマスわんこにゃん