知識欲が刺激され……雑魚寝 | イシコのセカイサンポ

イシコのセカイサンポ

旅行作家イシコの活動記録一覧です。
著書に「世界一周ひとりメシ」(幻冬舎)、「世界一周ひとりメシinJapan」(幻冬舎)、「人生がおもしろくなる!ぶらりバスの旅」(幻冬舎)「世界一周飲み歩き」(朝日新聞)

話を聞き続けたい……久しぶりに、そんな夜。

郡上市役所で話をうかがった後、3年ほどのつきあいになる(と言っても伺ったのは昨日で3回目ですが)和良おこし協議会に顔を出しました。

 

ここは加藤さんが中心になり、様々なアプローチで地域づくりをされていらっしゃいます。

「ちょうど面白い先生が来ますよ」

その直後、大柄な男性が現れました。

岐阜大学准教授の向井先生。

ご挨拶だけして、すぐ失礼するつもりでした。

 

「ヒダサンショウウオを捕まえてきました」

 向井先生は水槽の入ったケースを開け、見せてくださり、

そこへ加藤さんの幼馴染の郡上市役所の職員も加わります。

 

向井先生は図鑑を上梓されるほどの専門家なのでわかるのですが、

加藤さんと幼馴染の方も生き物全般にやたら詳しい。

子どもの時に山や川で、めいいっぱい遊んでいた人たちは自然に生きる力が身についているんだよなぁと、こういった時に感じます。

 

肉食系の昆虫の足には捕まえるためのトゲがあるけど、草食系の昆虫の足にはトゲがないなど、生き物の形にも、それぞれ意味がある話や……

水族館の魚は、自分で虫を捕獲して食べたい魚は生き残ることができず、人懐こい魚のみ生き残る話など……

聞いているうちに、結局、みんなで雑魚寝。

泊まってしまったのです。

オオサンショウウオの近くで。

楽しかったなぁ。