音楽の世界には、たくさんの素晴らしい曲がある。

 

そして、個人的な思い出が付随する、そんな曲もある。

 

今回は、そうした曲の一つについて、書いてみたい。

 

My Little Loverという、音楽ユニットがある。ミスターチルドレン等を手掛けた音楽プロデューサーの小林武史(敬称略)と、ボーカルのakko、ギターの藤井謙二がオリジナルのメンバーであり、これまでに数々のヒット曲を発表している。

 

My Little Loverの存在を意識したのは、「白いカイト」というシングル曲だった。不思議な透明感を感じる、印象に残る曲だと思った。

 

そして、My Little Loverに本格的に注目したのは、「Hello, Again~昔からある場所~」という曲を聴いた時だった。曲のメロディも素晴らしかったが、歌詞の内容にも深く共感した。

 

この曲は180万枚を売り上げ、大ヒットになった。My Little Loverは、当時の音楽シーンを席巻していた。

 

My Little Loverの魅力は、何だろう。様々な点が挙げられるが、個人的には、子供の頃の無垢な心の部分を表現したような世界観だと思う。純粋さと、傷つきやすい心。そうした要素が、透明感のある曲で描かれていた。

 

もっとも、個人的には、こうした世界観は、2枚目のアルバム以降、徐々に薄れていったように思う。音楽の質は高まったのかもしれないが、最大の魅力と感じていた部分が弱まったような気がして、徐々に聞く機会が減っていった。

 

しかし、少なくとも上記の2曲は、今でも筆者の心の中で、特別な位置を占める。それは、これからも変わらないと思う。

 

以前は「Hello, Again~昔からある場所~」の方が好きだったが、現在は「白いカイト」の方が好きだ。

 

あの、どこまでも広がっていくような、透明感のある世界。この曲こそ、この音楽ユニットの魅力を表しているように思える。

 

今後も、この曲を聴き続けていきたい。そして、あの素晴らしい世界観を、追体験させてほしい。

 

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