近年では、物価高や円安の影響により、日本人が海外に滞在している時の費用の高騰が話題になっている。

 

確かに、このような傾向はあるのだろう。しかし、マスコミによるニュースでは、人々の注目を集めるために、少々極端な例を取り上げることも多い。

 

地元のスーパー等で提供される、生活必需品の価格はどうなっているのだろうか。

 

海外における物価の動向を見るために、海外のスーパーで販売されている、いわゆるミネラルウォーターの価格を時々チェックすることがある。

 

水は本当の意味での必需品であり、水道水よりは高くなるが、ミネラルウォーターの販売価格を調べることは、物価を知るうえで参考になるのではないかと思っている(経済に詳しい訳ではないので、この考え方が適切かどうかは分からないが)。

 

それでは、アメリカ(Waikiki market)、イギリス(Morrisons)、オーストラリア(Woolworth)における、スーパーのミネラルウォーター(spring water)の価格をオンラインで比較してみよう。

 

まずは、アメリカ(ハワイ)のミネラルウォーター(1.5リットル)について。

 

様々な価格の商品があるが、安い物では、2ドルから3ドル(アメリカドル)といった印象だ。日本円では(この記事を書いた時の為替レートに基づく)、314円から471円くらいになる。

 

これは高い…。ハワイに行った日本人旅行者が物価に驚く様子が、目に浮かぶ。

 

次に、イギリスのミネラルウォーターについて。

 

様々な価格の商品があるが、1.5リットルで99ペンス(1ポンド以下)という商品があった。日本円では、195円くらいになる。

 

アメリカ(ハワイ)と比べると、ホッとする値段だ。

 

次に、オーストラリアのミネラルウォーターについて。

 

様々な価格の商品があるが、1.5リットルで0.80オーストラリアドルという商品を見つけた。日本円で82円くらいの値段になる。

 

この価格は安い。特に、円に換算すると割安感が大きくなる。

 

このように、円安や物価高の影響を考慮しても、オーストラリアのように、他の国と比べたら滞在しやすい国はある(もっとも、オーストラリアでも物価高の傾向はあるようで、例えばホテルの宿泊費を調べてみたら、昔と比べて高くなっていると感じた。しかし、他の国と比較すると、円安の影響は少ないと感じられる)。

 

また、買い物におけるポイントを知っておくと、費用を抑えることができる。例えばオーストラリアでは、コンビニや自販機の商品(例えばジュース)は割高なので、スーパーで買い物をすることが勧められる。

 

海外旅行に行くのであれば、物価や円安の影響も考慮すると良いと思う。例えば、ビーチでのんびりとしたいのであれば、ハワイよりも、オーストラリアに行く方が費用は抑えられると思う。

 

留学を含めて、海外に行くことは金銭的に負担が大きい時代になっているが、それでもしっかりと調べていけば、費用をある程度抑えることは可能だと思う。

 

(この記事について、当ブログの管理人が運営しているサイトにて、管理人自身が執筆した記事を見直して修正を加えたものです。https://www.tclassroom.jp