突然だが、皆さんはインスタントラーメンを好きだろうか。

 

彼は、インスタントに限らず、ラーメンが好きだ。

 

例えば、彼にとって初めての海外の滞在となった、オーストラリアから帰国後、家に荷物を置き、直後に彼が向かったのは近所のラーメン店だったことを思い出す。

 

数か月間の滞在だったこともあり、日本のラーメンを食べたくて仕方がなかったのだ(現地でも、何度かラーメンを食べることはあったが、少なくともその当時のラーメンは、日本のものと比べると「…」という感じだった)。

 

そんな彼は、もちろん、インスタントラーメンも好きだ。

 

そして、インスタントラーメンは世界に広がり、既に「世界食」と言ってもよいくらいの状況になっているという。

 

例えば、世界ラーメン協会のウエブサイトに掲載されている、2022年の世界総需要のデータを見ると、1位が中国/香港で450.7億食、2位がインドネシアで142.6億食、3位がベトナムで84.8億食となっている。日本は5位で、59.8億食だ。

 

アジア系の国々が上位を占めているが、欧米でもインスタントラーメンは人気がある。例えば、アメリカは上記のデータで6位になっている。

 

彼が大学院の院生として、イギリスで学んでいた時にも、インスタントラーメンは身近な食品の一つだった。

 

例えば、大学のいわゆる学食で、日本のメーカーのカップ麺が販売されていた。

 

 

このカップ麺は、日清の商品である。なお、「合味道」という文字が見えるが、これは日清が中国向けに開発した商品名である。食べてみた感想としては、日本のものと似たような味だった。

 

ちょっとお腹が空いてきたと感じた時、日清のカップ麺を購入して、お湯を入れ、学食の片隅で何度か食べたことがある。ああ、懐かしい味だと感じて、嬉しくなった(なお、余談だが、お箸が日本製のように見えるのは興味深い)。

 

このように、インスタントラーメンは、世界に広がっている。もっとも、様々な商品が開発されているので、美味しいと感じるかどうかは人によって異なるかもしれないが、多くの国や地域で気軽に食べられる食品として、その地位をもはや確立していると言ってもよいと思う。

 

インスタントラーメンは、世界の食品になった。これは、文化的な貢献として、大変素晴らしいことだと思う。日本人は、このことを誇りに思って良いと思う。

 

(この記事について、当ブログの管理人が運営しているサイトにて、管理人自身が執筆した記事を見直して修正を加えたものです。https://www.tclassroom.jp