彼はロンドンのホーランド・パークに入る前に、隣の敷地内にある、デザイン・ミュージアムに入ることにした。

 

このミュージアムは、イギリス出身の国際的に有名なデザイナーである、テレンス・コンラン(以下、敬称略)によって設立された。

 

皆さんは、ザ・コンラン・ショップを御存じだろうか。日本にもいくつかの店舗があり、例えば彼は新宿パークタワー内にあるお店を訪れることがある。そこでは、コンランのモダンなセンスを知ることができる。

 

デザイン・ミュージアムは、様々な分野のデザインの歴史を紹介している。展示物のジャンルは、ファッション、家具、交通案内の標識、コンピューターなど多岐に渡る。

 

デザインは、実社会でとても重要である。機能が優れているだけでは、人は商品を購入しない。人の興味を惹きつけるデザインがあってこそ、多くの人が商品を手にとってくれるのである。デザインに関する歴史を俯瞰することは、とても大切なことだと思う。

 

ガラス窓がたくさん並んでいる建物の外観を眺めてから、彼は入り口に向かって歩いて行った。

 

ドアを抜けて内部に入ると、木材を豊富に使用した、広くモダンな内装に驚いた。シンプルで、清潔感があり、落ち着いた雰囲気だ。大胆な木材の使用は、自然との調和も感じさせる。日本で言えば、隈研吾の建造物に近いものを感じる。

 

なお、隈研吾と言えば、V&A美術館の分館であるV&Aダンディの設計を隈研吾の事務所が担当したという。

 

ダンディ(Dundee)はスコットランドの街である。彼はイギリスの大学院の院生として、イギリス(イングランド)で暮らした経験を持ちながらも、まだスコットランドは訪れたことがない。

 

エディンバラを含めて、訪れてみたいところはたくさんある。特に、ネッシーはねっしーん(熱心)に探してみたいと思っている(おやじギャグ)。いつか、スコットランドの自然と文化を見に行きたいと考えている。

 

話を元に戻すと、彼は館内を散策しながら、たくさんの展示物を眺めた。以前の建物と比べると、モダンな雰囲気は大きく向上したと思う。

 

デザイン・ミュージアムは、近年引っ越しをしている。以前は、タワーブリッジから比較的近いところにあった。

 

彼は以前、友人たちと一緒に、引っ越しをする前のデザイン・ミュージアムを訪れたことがある。その時のメンバーの出身国は、イギリス、フランス、日本と多様なメンバーだった。男女比も同じくらいだった。

 

この写真は、引っ越し前のデザイン・ミュージアムの壁に書いてあった、「おぉ!」と思ったメッセージである。

 

 

服飾、電話、コンピューター、標識など、様々なデザインの歴史がそこでは展示されていた。友人たちと館内を見て回りながら、このミュージアムは楽しいと実感した。

 

引っ越し先のこの場所においても、多くの人々から親しまれるようになると思う。

 

館内をしばらく見てから、彼は敷地の外に出た。

 

次は、ホーランド・パークだ。彼は公園への入り口を通り、園内に入った。

 

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