皆さん、こんにちは。いつもブログの記事をお読みいただき、ありがとうございます。
今回は、最近の記事のテーマとは異なる内容について、書いてみます。
以前の記事で、対面型の講習会を始めたことについて、書きました。頻繁な換気や、参加人数を少なくするなど、考慮することはいろいろとありますが、未来に向けて、何とかステップを踏んでいきたいと考えています。
対面型の講習会について、来月以降の予定では、11月(スポーツと痛み:アスリートの痛みのマネジメント)と12月(痛みの理学療法)に開催しますが(1月から3月は、開催しません)、12月の講習会の会場は、北関東にある、栃木県の足利市の会場で開催される予定です。私はこの街が好きなので、ここで講習会を開催できるのはとても嬉しいです。
足利市には、興味深い施設がたくさんあります。例えば、日本最古の学校として知られる、足利学校があります。
足利学校の歴史は長く、例えば応仁の乱の後の戦乱の時代にあっても、学問は続けられていたようです。例えば、戦国時代に日本を訪れたフランシスコ・ザビエルは、足利学校について、日本における最大の大学として記しています。
私は足利学校の敷地を数回訪れたことがありますが、よく整備された美しい庭園があり、茅葺屋根の建物の中には、学問と関連する様々な展示があります。
その中でも、「宥座の器」と呼ばれる展示物が好きです。この器は、普段傾いており、水を入れていくと真っ直ぐになるのですが、水をたくさん入れすぎると器が傾き、こぼれてしまうように作られています。これは、孔子の教えである、「中庸」の精神を反映しているようです。
極端に偏らず、バランス感覚が重要という考え方は、大切だと思います。そして、陰陽の概念も含めて、一見するとこうした考え方は東洋的な感じがするのですが、例えばアリストテレスも中間にいること(mesotes)を評価していたようなので、洋の東西を問わず、バランス感覚は重要なものだと考える人がいたことが分かります。
そして、足利学校の周囲は、ちょっとおしゃれな街並みになっていて、散策をすると楽しいです。美味しい食べ物を提供するお店も、たくさんあります。例えば、詩人の相田みつを(足利市の出身)が懇意にしていたという、蕎麦店があります。
そして、足利市には、他にも文化施設がたくさんあります。例えば、陶器で有名な栗田美術館には、有名なロック・バンドのクイーンのヴォーカリストである、フレディ・マーキュリーが生前に訪れています。大ヒットした映画作品である「ボヘミアンラプソディー」を観た後、私はこの美術館を訪れましたが、フレディの訪問の際の写真がたくさんあり、何とスタッフの方からの提案で、その写真と一緒に記念撮影をすることができました。良い思い出になっています。
また、足利市立美術館では、過去に開催された展覧会で、有名な刀剣である山姥切国広が展示され、国内外から3万人を超える人々が訪れたようです。
そして、足利市は映画やドラマの撮影地としても有名です。例えば、「今日から俺は!」のドラマや映画では、足利市で撮影されたシーンがたくさんあるようです。そう言えば、確かにそうだ、足利市だと思える映像がいくつも思い浮かびます。
更に、海外でも紹介されたことがあり、日本三大イルミネーションにも選ばれた、あしかがフラワーパークもあります。四季折々の花の風景が素晴らしいのですが、特に4月と5月の藤の花の時期と、日本三大イルミネーションにも選ばれた冬の時期のイルミネーションが有名です。私はどちらも見たことがありますが、いずれも大変美しかったです。
このように、足利市には、魅力的な施設がたくさんあります。そんな素敵な街で、講習会を開催できるのは楽しみです。
(この記事について、当ブログの管理人が運営しているサイトにて、管理人自身が執筆した記事を見直して修正を加えたものです。https://www.tclassroom.jp)


