皆さん、こんにちは。

 

台風一過の清々しい青空を時折眺めながら、記事を書いています。

 

最近はウィーンに関連した記事をずっと書いてきましたが、今回は別のことを書いてみます(ウィーンについては、次回の記事から再開する予定です)。

 

ブレイディみかこさんが書かれた、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の続編が今週発売されました。早速、読了しました。以前から著者の作品は好きで、前作も含めてほとんどの本を持っているということもあり、楽しく読むことができました。

 

前作の「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」は、大人気の作品となりました。著者の以前からのファンとしては、ブレイディさんの作品がより多くの方々に読まれるようになったということで、嬉しかったです。

 

内容については説明するまでもないかもしれませんが、中学生の息子を含めた著者の家族と、周囲の人々を含めた社会との関わりを描きながら、世の中のことについて考えさせられる内容になっています。

 

今回の続編も、そうした流れを引き継いでいます。前作の後の、家族や周囲の人々、そして社会について、描かれています。考えさせられたり、感動したり、作品を読みながら様々な感情の起伏を味わうことができました。

 

例えば、考えさせられたこととして、「ノンバイナリーって何のこと?」や「君たちは社会を信じられるか」の章、感動したことについては「再び、母ちゃんの国にて」の章が挙げられます。もちろん、他の章も素晴らしい内容でした。

 

私はイギリスの大学院で学び、そこで院生として生活をし、現地の方々とも交流をしていた経験から、本書の内容により感情移入しやすいということはあると思います。しかし、そういったことは抜きにしても、とにかく素晴らしい本だと思います。多くの方々に是非読んでほしいと思える内容です。

 

恐らくは本作も書店の店頭にたくさん並べられていると思うので、どこかでこの本を目にした方は多いと思いますが、この本を読んでみることを改めてお勧めします。

 

(この記事について、当ブログの管理人が運営しているサイトにて、管理人自身が執筆した記事を見直して修正を加えたものです。https://www.tclassroom.jp