イングランドの北部、マンチェスターとシェフィールドの間にあるPeak districtの玄関口とも言える場所に、Matlock Bathという町がある。美しい牧草地が丘に沿って広がり、伝統ある美しいイギリスの風景を楽しめる地域だ。少し離れているが、確かこの辺りの地域に有名な服飾ブランドのJohn Smedleyの工場とショップもあったと思われる。
彼はイギリス滞在中に、この町を何度か訪れている。この町とその周辺地域の美しい風景が気に入ったからだ。この町の思い出として、Heights of Abrahamと呼ばれる丘の上の史跡とガイドが案内する洞窟の探検を楽しんだり、周辺を散策して伝統的な建物のお店を眺めたり、友人たちと一緒に来てこの町を案内したり、様々なものがある。彼にとっての思い出の町の一つだ。
ここには美しいイギリスの伝統が感じられるものがたくさんあるが、センスの良いカフェもその一つだ。名前をWhen The Clock Strikes 3という。とてもおしゃれな名前だ。
このカフェは紅茶がとてもおいしいのだが、特筆すべきはその内装と調度品である。イギリス英語ではlovelyという単語を様々な場面でよく使うのだが、もし「可愛い」という意味で使うのだったら、このカフェの雰囲気を表すのにぴったりと思う。彼が案内した友人の中でも、特に女性の友人たちはこのお店をとても気に入ってくれた。
彼はカフェで紅茶を飲みながら読書をしたり、友人と会話をしたりするのが好きなのだが、このお店で過ごす時間はいつでも素晴らしいものであった。センスの良い陶器で紅茶を入れて、ダージリンかアールグレイの芳醇な香りを楽しみ、お腹が空いていれば美味しいデザートを注文して、とても可愛らしく美しい内装を楽しむ。内装を含めてカフェの中で使われる言葉はもちろん英語で、ここにいるとイギリスで紅茶を楽しんでいることが心から実感できる。素晴らしく、贅沢なひと時だった。
イングランドの北部を訪れることがあれば、是非Matlock Bathを訪れることを勧める。ここでは伝統的なイギリスの風景を楽しむことができる。そして、この街を訪れたら、是非この可愛らしいカフェを訪れてみてほしい。とても贅沢な、午後の時間を過ごすことができるだろう。
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