1991年ぐらいから米国は暴走して今は単独覇権体制を構築している。米国が暴走してからはイラクのフセイン政権を倒しテロとの戦争が続いている状況だ。第三次世界大戦の可能性だがもしあるとするなら中露と米国との戦争があり得るとの分析者もいる。ウクライナ問題やロシアのシリア支援などで米国とロシアの覇権争いが激化して第三次世界大戦が起きるということだろう。中国とは南シナ海をめぐり紛争がエスカレートして核戦争に拡大するとのことだろう。

中露と米国が戦争になる確率はないとは言えないが現在のところはかなり低い。中国と米国の関係はアメリカが中国に投資して米国がアメリカ製品を消費するシステムができている。また米国側は中国への輸出を増やすつもりでもいるだろう。経済的関係が深まる中考えられない。

ロシアとアメリカの関係ではアメリカが中東から手を引きつつある状況の時にロシアが覇権を拡大したのは自然な流れだ。おそらくロシアは中東に影響力を拡大していくだろう。そうなればアラブ諸国とイスラエルの衝突もなくなりイスラエル発の第三次世界大戦はほぼなくなるといってもよい。

そのほかの地域でもインド周辺が紛争の火種がありそうだが中国とインドの関係も経済的な関係が深くなれば紛争のデメリットの面が大きく出てくるので可能性は低い。パキスタンとインドもそうしたことが起こりにくくなりつつあるだろう。


世界は経済的関係の深まりにより戦争や紛争が起きにくい状況になりつつある。