アメリカの国債の債務上限の引き上げがあり国債の暴落がなくなった。しかしこれは借金をつくり借金を返すということなのでアメリカの財政が健全になっているとはいえない。欧米のマスコミがオバマが日本の政治家と同じように深刻な問題を先送りしたと報道したがそのとうりだろう。問題の先送りは数年後に必ず同じ問題が起きる。そのときにはアメリカは信用されないで国債の発行上限をあげたとしても無意味だ。海外の投資家は国債を買うことはない。


ロシアではこのような状況を受けてアメリカ離れを開始している。米国の国債を含む資産の売却や金の大量購入によりアメリカの経済が崩壊するときの衝撃を最小限にしようとしている。おそらくプーチン首相の考えでロシア政府も動き出したのだろう。プーチン首相はドルに変わる基軸通貨体制を作ることに意欲的だ。世界のお金を消費して存続する米国に覇権を任せられないという考えがあると推測できる。今後、ロシア、中国などが世界的な中心になると考えてもいいかもしれない。日本も対米従属をやめて中ロよりになるべきだ。