ロシアのことを書きたいと思っていたがつい日本との関係を考えると忘れてしまうものだ。そんな中、地震がありロシアが支援するような態度をとってきた。当然、将来的な外交戦略の中に組み込まれたことでもあるだろうが、ロシア側からの接近である。これはある見方をすればロシア側の変化があったのかと思われる。


極東シベリア地域の変化がロシアの日本接近を招いたと言うことではないかと思われる。シベリア地域やロシアの沿海州などでは人口が急激に減りつつある。中国の遼寧省吉林省 黒竜江省  (中国東北部)の人口と比べれば日本の埼玉県と日本の人口ぐらいの差はある。それだけでなく中国人が極東地域に移住していてロシア人とのトラブルも絶えない状況だ。こうした状況を変えるには日本からの投資により中国資本を締め出しロシア人の雇用を生み出して極東シベリア地域をロシア人の手に取り戻したいとの考えだろう。

日本が工場やアウトソーシングなどのための施設を作れば、雇用はが生まれロシア人がヨーロッパ方面のほうからシベリアや沿海州に戻ってくることを期待しているのだろう。日本人が大挙してシベリアや沿海州に移民することは無いだろう。中国と国境を接する国は中国人がその国に移住する可能性があるので効した問題は当分は起こるかもしれない。