銀河英雄伝です。まとめてみたらわかりやすいでしょう。2人の英雄が成長し宇宙で宿命の対決をする話です。主人公の一人でラインハルト・フォン・ローエングラムは銀河帝国の皇帝に最終的にのぼりつめて絶対的な力を手に入れる。最終的には人類の分裂抗争に終止符を打ち平和と安定をもたらす。

それ以前は銀河帝国では大貴族の専横が目立ち庶民を踏みつけるような政治体制であった。同盟も扇動政治家による悪政と両陣営は末期状態だった。この末期状態を打破できる2人の英雄が出現する。同盟側の英雄であるヤン・ウェンリーは英雄になる道を否定して民主主義国家の軍人として生きることを決意する。ヤン自体ラインハルトとの勝負には敗れたことはなかった。同盟が優位に立つようなヤンが進言しても誰も聞いてくれなかった。その点ではラインハルトに有利に働いたといえる。両勢力のバランスがラインハルトの力と壮大な戦略によりかわる。同盟と帝国の戦いも最終局面に入る。

ラインハルトはこれらの勢力を排除して効率的で平等で無駄のない政治システムを構築していく。この話は政治学の教科書にもなると思えるほど内容が深いものがある。ぜひとも見てもらいたい。