続き イタリアフットサル育成事情 | KEISUKE GO TO THE WORLD!!

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Ciao!!


イタリアフットサル育成事情の続きです!


イタリアには若手選手を育成するためのルールがあります。
公式戦においてトップチームの試合に下部組織所属の選手を登録しなければならないというルールです。

私の所属するセリエBでは
12人のベンチ入りメンバーの中に21歳以下の選手を2人登録しなければならない。

昨年まで所属していたセリエC1では
12人のベンチ入りメンバーの中に1995年、96年、97年生まれの選手を3人登録しなければならない
かつその中の1人がピッチ上にいなければならない。

※セリエCは地域リーグなので地域によってルールが異なる場合があります

このように若手選手をトップチームの試合に出場できるようにするルールが設定されています。


昨シーズンのセリエC1での戦いを振り返ると、多くのチームが若手選手の起用に苦戦していた印象です。
リーグ2位に終わったOLIMPIA REGIUMは当時19歳の選手を主力として起用していました。
彼は1試合を通してかなり長い時間プレーしていました。一度も交代しないことも...
シーズン25ゴールを決めてかなりの貢献をしていましたが、彼が怪我or出場停止の試合では勝利を逃すことが多々ありました。

ちなにみセリエC1を優勝したチームはゴレイロに若手選手を起用し安定した戦いをしていました。

このように若手選手をトップチームの試合に出場させるためのルールが設定されています。
2シーズンをセリエC1でプレーをした印象ではこのルールによってかなりリーグのレベルは下がっているのかなと感じました。
ただ21歳以上の選手は試合に出るための競争が生まれていたので、チーム力の底上げという意味ではとても良く機能していたのかなとも思います。

このようなルールが設定されていることもあり、多くのチームが下部組織に力を入れて育成に取り組んでいるという背景があります。



前回のブログで紹介した動画はU-21カテゴリーで最高峰の試合です。
セリエAに所属するチームの下部組織なので外国人選手が所属していたりとかなりレベルが高かったと思います。

今回は私の所属するFUTSAL CESENA (セリエB)ユニ白 と以前所属していたOLIMPIA REGIUM (セリエC1)ユニ黒 のU-21カテゴリーの試合です。
セリエAのチームの試合と比べると戦術面でかなりの差があるように感じます。
だいぶ荒削りな部分もありますが、ゴールに向かう大胆なプレーは意外と勉強になるシーンも多いです。
戦術やボール回しにこだわり過ぎて普段見えていない、ゴールに向かう姿勢の重要性が再確認できるかもです。





それは言い過ぎで、たぶん彼らはあまり考えてプレーしてないかも...笑