2019年11月8日(金) 金曜行動

 

 今、事故があった第一原発から出る汚染処理水を、どうするかが大きな問題となっています。ことし9月時点で、汚染処理水は溜まりにたまって115百万トン、960基にもなっています。この前の台風19号と10月25日の大雨の時は、第一原発の汚染水が海に流れ込むのではないかと心配していました。汚染処理水は早く処理してもらって浜通りの人たちの心配事を少しでも減らして頂きたいです。

 台風と大雨の後、本県を視察に来た梶山広志経産相大臣は、汚染処理水について処理する具体的な方法は言わず、風評被害を少なくすると言っていました。この言葉を聞いて経産相大臣の頭にあるのは、汚染処理水を薄めて双葉・相馬・いわきの海に流すことを念頭に置いて言っているのがわかりました。

 汚染処理水はトリチウムだけが取り除かれないで残っているのではありません。他の放射性物質、死の灰ですがヨウ素129、ルテニウム、テリトニウムなど毒性が強く半減期が万年単位の死の灰も残っています。そのような恐ろしい汚染処理水を浜通りの海に流すのは同意できません。

 経産省は汚染処理水を処理するために5つの方法を提示しています。その中には海洋放出もはいっています。が、原発推進の人達がなぜ、汚染処理水を海洋放出するのにこだわるかというと、その方法が一番安く上がるからです。

 原発推進の人達、日本政府、経産相、規制委員会は原発を推進するのに当たり、原発の電気は安いから、原発を運転するのだと言って来ました。果たして原発の電気は安いのでしょうか?安くはありません。原発の電気を計算するのは資源エネルギー庁でやりますが、計算に入れなければならない項目を入れないで、安くなるような項目だけを入れて原発の電気は安いとして、ずるいやり方で国民を騙して来ました。その一例が揚水発電のコストを入れていないことです。

 立命館大学の経済学者大島堅一先生が書いた「原発のコスト」という本を読めば、原発の電気はわざと安くなるようにと、作られたものであるのがわかります。

 汚染処理水を処理する時、安く上げなければ原発の電気に反映しますから、原発の電気は安いとうそをつき続けるために、海洋放出にこだわっているのです。

 汚染処理水を双葉・相馬・いわきの海に流すとしても処理水の量が多すぎるのですから、10年、20年もかかります。そして私たち住民の健康にも害が出てきます。汚染処理水は海に流さないように署名活動をして、住民の意思を示したいものです。