第2516の解体ーそれでも心理学は心を捉えるか? | 世界解体

世界解体

知らないことは ボクらの道を狭くする
情報の海と訣別し 本当に必要な知識を今 ものにするんだ
世界解体は その力強い 道連れだ!

とらえどころのない得体の知れない何か・・・

それでも心理学は心を捉えるか?

それはボクらのココロ・・・

ココロはドコにあるのか?
そんな問いがこれまでも、そして、現在も為されて来ている。
「それは脳にある」という答えを出すヒトも多いだろうね。とても
断定的で、科学を信頼し過ぎた感のあるキャンペーン、誘導によっ
て、ボクらはトンデモナク誤った地平へと歩を進めている可能性は
そう低くないんだよ。

原爆やクローン技術を出すまでもなく、科学が持つ影の面がボクら
に及ぼす悪い影響は無視出来るようなモノじゃないんだよ。そんな
悪影響をモロに浴びてしまう原因は、ボクらが

科学という宗教に洗脳されている

ということに尽きるんだ。

その構造はココロを扱う多分に主観的な学問、科学の名をかたる宗
教と言っても良い「心理学」をベースにした本流、支流によっても
同様に為されているんだよ。

DSMはその典型だね。
もちろん、心理学がいかなる根拠も妥当性もない、荒唐無稽なデタ
ラメなんて言うつもりはない。そこで集積されている知見、新しい
実験データ、脳科学、生物学分野などとの連携によって補強される
発見には、なるほどと感じさせられるものや、納得させられるもの
だってあるからね。

でもさ、それはあくまで「そうらしい」という程度のモノで、それ
以上のものだと思っちゃったらマズいということをボクらは忘れな
い方が良い。ココロの病いを理解出来るほどこの学問、研究アプロ
ーチはまだ強靭なものではない。

いつの日か心理学を母体とした、より総合的な素晴らしい科学、学
問体系が出来上がるかもしれない、その可能性は存分にある。でも
ね、

現時点ではまだほど遠い

んだよ。

比喩的にいうなら、今の心理学は、そのスガタこそ見たことないけ
ど、ココロの吐息を感じられるようになったといったところじゃな
いかな? ある意味ではまだ仏教の唯識にも及ばないと言った方が
良いかもね。

ココロを理解するにはまだまだ時間が必要だね。
もしかすると、ボクらが宇宙の開闢のすべてを明らかにするよりも
時間がかかるかもしれないね。