第772の解体ー無常 part 6 | 世界解体

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知らないことは ボクらの道を狭くする
情報の海と訣別し 本当に必要な知識を今 ものにするんだ
世界解体は その力強い 道連れだ!

良い出発点ではあると思う。

無常

でもね、そこから何処へ行くべきかはよく考えないとね。

「無常」という概念は非常にオモシロくて強いメッセージを持って
るよね。無常を感じ、エゴを捨て去れば、ボクらは煩悩の縛りから
自由になって悟りのセカイに入っていく・・・・

ウマくこうなっていけば良いんだけど、現実はこうは進まないんだ
よね。どうしてだろう? 上の流れは基本的に仏教が教えるものを
かいつまんだんだけど、

常なものはない
ジブン自身も同じ
でも仏の道はある!


これは反則なんだよ、ホントは。
ホントの無常は「仏の道」の存在も認めない。仏の道だって常なも
のじゃないでしょ? 無常を感じ、仏道に目覚め、そこに入り込み、
奥義を極める。それはそれで良い。でもね、それが唯一の道でもな
いし、最上の道でもないし、もちろん無常を免れる道でもないんだ
よ。宗教にハマり込み過ぎてるヒトたちは、それがどんな宗教であ
れ、ジブンたちが信じたものこそ最高で、永遠のものだってそう信
じたいんだろうけど、それこそがニンゲンというイキモノが無常を
心底掴むことがムズカシイことの例証になってるのは皮肉だね。

何ものにも執着しない

ということはほとんど不可能なんだよ、ボクらの本質として。

無常に対する理解を深めていくと、浮かび上がってくるのはボクら
のリアルな本質、深く感じることも考えることも、執着から脱する
ことも脱しようとすることも困難で、もちろん無常を真っ向から捉
えることの出来ないスガタ。これこそがボクら。

だから既成のやり方ではまったく不十分なんだよ。
もっともっと新しい方法が必要なんだ、ボクらにはね。


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