第533の解体ー大気の変化 | 世界解体

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情報の海と訣別し 本当に必要な知識を今 ものにするんだ
世界解体は その力強い 道連れだ!

対応出来るかどうか?

大気の変化

見ていこうか。

水蒸気は雨となり海を作っても、まだまだ原始地球の大気は二酸化炭
素が多い今とはぜんぜん違う状態だったんだよね。現在、二酸化炭素
の増加による温暖化がモンダイにされてるけど、当時の二酸化炭素量
は今とは比較にならないほど多かったらしい。

しかし、海底で誕生したと思われる硫化水素などを利用して生きる微
生物たちが生命のリレーをつなぎ、ついに


シアノバクテリア

を登場させる。これは光合成、つまり二酸化炭素を使ってエネルギー
を作り出し、副産物として酸素を吐き出すんだよね。今の植物と同じ
だ。というより、植物はこのシアノバクテリアを自らの細胞内に住ま
わせることにより光合成を行なうようになるんだけどね。

海水に溶け込んだ二酸化炭素は彼らによってドンドンと分解され、地
球には酸素が少しずつ増えていく。オゾン層を作り、有害な紫外線を
ブロックすることで、生物たちの上陸の土台を作っていくことになっ
たんだよ。

二酸化炭素から酸素を分離すれば残るのはC、つまり炭素なんだけど、
これはボクらのからだを作るのに使われることになる。タンパク質は
炭素を中心とするものだからね。

いよいよ生命の本質へと近付いていくぞ。