そもそも糖質とは?
糖質は悪者扱いをされがちですが、身体のエネルギー源になるとても大切な栄養素。不足すると集中力がなくなったり、イライラしたりすることも。また慢性的な疲労や筋力の低下の原因になるとも言われています。
特にご飯やパンなどの炭水化物は、食事から摂取するカロリーの50〜65%が健康的とされている為、過度に減らす必要はありません。
ただし、丼やパスタなど、炭水化物がメインの食事ばかりを摂ると、肥満や糖尿病の原因になることも。特に夏場は食べやすい麺類などを選びがちなので、注意が必要です。
糖質が少ないのはどっち?
では糖質が少ないイメージのあるそばと玄米ご飯。どちらが糖質が多いかわかりますか?一般的な普通盛りのそば(170g)と、茶碗1杯の玄米ご飯(180g)で比較すると、糖質が少ないのはそばです。
ゆでそば(普通盛り・170g)
エネルギー量 221kcal
糖質 40.8g
玄米ご飯(普通盛り・180g)
エネルギー量 274kcal
糖質 61.6g
そばと玄米ご飯で比較すると、カロリーも糖質もそばの方が少ないことがお分かりになると思います。そばはダイエットをしたい時におすすめのメニューですが、注意点としてはたんぱく質や食物繊維が不足しやすいこと。
納豆やオクラ、とろろなど、なるべくたんぱく質や野菜などと一緒に食べる様にしましょう。また、玄米ご飯は、白米に比べると糖質は10%ほどカットできます。白米と玄米が選べる様であれば玄米を選ぶ、家でご飯を炊く時は玄米にするなどすると、無理なく糖質をカットできますよ。
<参考>
日本食品標準成分表(八訂)
外食・コンビニ・惣菜のカロリーガイド 香川明夫監修
和田 梓
管理栄養士。これまでヘルスケアIT企業にて、ダイエット・糖尿病・IBD・CKDなど、幅広い悩みに向けたレシピ開発を100件以上行う。その他、記事執筆、WEBページの企画・編集、保健指導などに従事。ハーブやスパイスを使った創作家庭料理が得意。