昭和感や古臭さがでやすいリップメイク。真っ赤なマット口紅を塗る、リップライナーで囲んでくっきりリップ、グロスでツヤツヤなど、ひと昔前のメイクをアップデートできていない大人女性も多いのではないでしょうか。
写真はイメージです© 女子SPA!
◆シワやたるみが出てきたのに、メイクは若い頃のままでいいの?
40代がやりがちな「老けて見えるリップの塗り方」。古臭い印象の“昭和メイク”ワースト3は© 女子SPA!
40代に突入し、シワやたるみなどの現象が肌に起こっているのに、メイクは若い頃から変わっていないという人はいませんか? 例えば、リップは10年ぐらい前から同じ塗り方をしている。好きな色をずっと使い続けているなどなど……。
加齢に伴う顔の変化は誰にでも起こります。メイクもそれに合わせてアップデートしないと、昭和感を引きずった老け顔になってしまいます。特にリップは、昭和感が出やすい部位なので注意が必要です。
ここからは、40代以上がやりがちな「やってはいけないリップメイク」を3パターンと、その解決方法をセットでご紹介します。選ぶカラーや質感、塗り方など思い当たるものがあるのでは?
◆1. ダークトーンやベージュのリップ
大人っぽい印象のダークトーンは、大人女性にはNGカラー。顔色を悪く見せたり、疲れた印象を与えたりしてしまいます。
また、ベージュ系のリップを選んでいる人も要注意。若くてハリのある肌、血色の良い肌であれば、ベージュ系のリップは浮くこともなくヘルシーな印象にしてくれます。ですが年齢とともに肌や唇がくすみがちな大人女性は、老けた印象を与えてしまうので気をつけましょう。
40代がやりがちな「老けて見えるリップの塗り方」。古臭い印象の“昭和メイク”ワースト3は© 女子SPA!
●解決方法:ピンク味のあるベージュトーンを選ぶ
ベージュ系のリップを選びたいのであれば、ピンク味のあるベージュカラーがオススメ。唇も肌も明るく見せてくれる上に、落ち着いた大人の雰囲気も演出できます。肌馴染みも良いので、明るいカラーは苦手という人にも取り入れやすいです。
◆2. 唇だけ浮く真っ赤なマットリップ
真っ赤、かつマットな質感は、40代以降には昭和感が出やすいリップ。肌を明るく見せてくれる効果があるのですが、唇だけ浮いた印象を与えてしまう恐れもあります。
加えて、マットタイプは乾燥も気になるため、唇の縦じわを目立たせてしまいます。特に、肌にツヤがなくなりつつある40代以降の場合、マットリップは避けた方が無難です。
40代がやりがちな「老けて見えるリップの塗り方」。古臭い印象の“昭和メイク”ワースト3は© 女子SPA!
●解決方法:赤リップなら程よいツヤも与えてくれるバームタイプ
赤リップを選ぶのであれば、ツヤも与えてくれるティントやバームタイプがオススメです。バームタイプはシアーな発色のものが多いので色味を調整しやすい上に、保湿もしてくれるので縦じわ予防にもなります。
◆3. リップライナーで輪郭くっきり
年齢とともに唇の輪郭がぼやけてくるため輪郭をはっきり、くっきりさせようとリップライナーで囲んでからリップを塗るのも要注意。きちんとした印象は出ますが、昭和感も避けられません。加えて、リップとライナーの色を合わせないと、いかにも“囲んでいます感”が出てしまいます。
40代がやりがちな「老けて見えるリップの塗り方」。古臭い印象の“昭和メイク”ワースト3は© 女子SPA!
●解決方法:ライナーではなくコンシーラーを活用
唇の輪郭をはっきりさせるのであれば、リップライナーよりもコンシーラーを。唇の周りのくすみも消してくれるし、リップを塗ると輪郭がくっきり、メリハリも出て立体感も出るのでオススメです。
◆テカテカグロスも要注意! ツヤもありすぎると下品な印象に
40代がやりがちな「老けて見えるリップの塗り方」。古臭い印象の“昭和メイク”ワースト3は© 女子SPA!
ツヤが必要だからと、グロスが欠かせないという人も要注意。グロスの付けすぎは、かえって下品に見せてしまうことがあります。
ツヤのあるプルっとした口元に仕上げたいのであれば、唇全体ではなく中央部分にのみにグロスをのせると良いでしょう。ツヤだけでなく自然な立体感も演出できて一石二鳥です。
◆“疲れてる?”と聞かれることが増えていませんか
選ぶ色や塗り方をちょっと変えるだけで、古臭い印象の昭和メイクをアップデートすることは可能。最近、“疲れてる?”と聞かれることが増えた人や、鏡を見て自分のメイクに違和感を覚えている人は、リップメイクを見直しているのもいいかもしれません。
<写真・文/佐治真澄>
【佐治真澄】
美容ライター/化粧品会社のPR経験をもとにライターとして活動を開始。現在はWEBを中心に多くの媒体で美容記事を執筆。スキンケア、メイク、ボディ、ヘアケアなど幅広いジャンルに精通。