【今日のストレス 明日の病気】疲れた時に出る“ひとりごと”…軽い心身症の一種    | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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Uさん(32)には、疲れた時に出る妙なクセがある。“ひとりごと”だ。当人は気付いていないのだが、周囲から見るとかなり奇異に見える。そのせいか彼には友達がいない。どうにかならないものだろうか…。

 小さなイベント企画会社に勤めるUさんは、とにかく忙しい。担当するイベントの本番が近づくと、その忙しさは極限に達し、最低でも1週間、長い時は3週間も自宅に帰れない日が続く。

そして、会社での軟禁状態が数日続いたあたりで、彼の“ひとりごと”が始まるのだ。

 「最初は資料を小声で読んでるのかと思ったんです。でも、よく聞いてみると会話形式になっている。

『これっぱかりじゃダメだよ』『だってお前がそうしろって言ったんじゃないか』…って。ちょっと不気味でしたよ」と語るのは同じ職場に勤める新人のKさん。

 Kさんによれば、彼のひとりごとは社内でも有名で、Uさんの忙しさがピークを迎えたことを示すバロメーターのようになっているのだとか。

 そんなUさんの症状について、東京・新宿区にある吉村クリニックの院長で心療内科医の吉村英樹医師が解説する。

 「軽い心身症の一種と思われます。忙しい中に身を置きながら、心は休養を欲している。

そのかなえられない欲求が、ひとりごとという現象になって現れている。入社3-10年目くらいの忙しいビジネスマンに多く見られる現象です」

 ひとりごとをしゃべらない時はおとなしくて、これといって特徴のないUさん。ただ、ひとりごとの印象があまりに強烈なので、社内に仲のいい友人はいないし、背景に女性の影も見えない。周囲からは「仕事一筋」と思われているのだが…。

 「いまのUさんに最も必要なのは休養です。その上で治療法はいくつか考えられますが、たとえば眠気を催す安定剤をのんで、食事以外はずっと眠る“持続睡眠療法”という治療法があり、これを1週間も続ければ、かなり大きな改善が見込まれます」(吉村医師)

 ここは早めに休んだほうがよさそうだ。そうすればいずれは友達もできて、ひとりごとではなく、相手のある会話が楽しめるようになりますよ。