音楽の効果効能は、様々なところで語られていますが、「I Heart Intelligence」に掲載された記事は、それをまとめて15個もまとめて紹介していました。なかには「えっ、そうなの?」と驚く効果も。ココロだけでなくカラダにも作用するんですね、音楽って。
01.
音楽を聴いて不眠症を解消
アメリカの国立生物工学情報センター「NCBI」によれば、クラシック音楽を聞きながら眠ることで、不眠症を解消する効果が確認されています。睡眠薬なんて飲まなくても、音楽で快適な睡眠を手に入れられるかも。
02.
いい意味で
ストレスに鈍感になれる
あんまり驚きの事実ではないかもしれませんが、ストレスを誘発する化学物質を減少させる効果があるとか。なんとなくリラックスするなと感じる曲、それは科学的にも確かな効果と言えそうです。ちなみに、世界一リラックスできる曲なんてものも。
03.自己認識能力を高める
2013年に行われた調査では、音楽が人々のムードを良くし、感情を高ぶらせる効果を持つことが確認されています。なかでも、もっとも向上が見られたのは自己認識能力。同時に社会認識に関してもレベルが向上するとか。
04.好きな音楽を聴くと、痛みが和らぐなんて話も
また、音楽には痛みを和らげる効果が見られたとか。特定のジャンルによるものではなく、本人の関心に強く依存しているのだそう。つらいことがあったときには、大好きな音楽を聞くっていうのも有効な方法かもしれませんね。
05.
不安も解消されるって
ホント?
強い不安を感じたとき、音楽を聴くとその不安を和らげてくれる効果があります。体に起こっているリラックス効果と同じことが、脳でも起きているのだとか。
06.
アップテンポな曲で
パフォーマンス向上
ある調査では、自転車のライダーにそれぞれテンポの違う楽曲を聴いてもらい、そのパフォーマンスを測りました。すると、テンポが下がることで心拍数が低下。さらに、テンポが上がった場合にはそうでない場合と比べ、同じ時間でも長距離走っていたことがわかったそうです。
07.
体力の回復が早まる?
「The Journal of Strength & Conditioning Research」による調査では、ハードな運動のあとに大好きな音楽を聴くことで、疲労の回復スピードが早まることが実証されたとか。エクササイズ中のみならず、汗を流したあとも音楽を聴きましょう。
08.悲しみの感情も消えた…。(ヘビメタやテクノは効果ナシ)
ある調査では音楽が鬱の症状を抑制することがわかっています。しかし、ここではジャンルも重要。クラシックやアンビエント音楽などは効果的ですが、ヘビメタやテクノを聴いても悲しみを消す効果は期待できないのだとか。
09.血液循環の正常化にも効く、らしい
科学的に、音楽を聴いている間に起きている気分の高揚は、血管の正常化にも影響するなんて話が。血流を増加させる効果が見られたため、幸福感を増やすとも。
10.脳卒中の治癒を促せる?
フィンランドで行われた調査によれば、1日に2時間音楽を聴いたところ、脳卒中の治癒が早まり機能改善が見られたそう。言語能力や興味関心のレベルが上がったというから驚きです。
11.ストレス値を下げる効果も
期待できる!
テンポの早い音楽はストレスに打ち勝つカンフル剤にもなります。調査によれば、バスケットボールプレイヤーが試合前に音楽を聴いたところ、パフォーマンスが向上、ストレス値が下ったことが確認されています。
12.食事がゆっくりできるので満足度も向上
食事の際に音楽をかけることってありますよね。それってムードを変えるだけでなく、食べるスピードがゆっくりになる効果もあるんです。より食事の時間やプロセスを楽しむことができるようになるとの調査結果が発表されており、より料理を味わい、満腹感を向上させ、全体的な満足度を上げることが出来ます。
13.認知能力が向上し仕事の生産性も上がる!?
作業中に音楽をかけることで、集中力を上げて生産性を向上させると考えられているようです。ちなみに、ルーチンやクリエイティブなど、業種によっても相性のいい音楽は異なる模様。
14.瞑想している時に近い
精神状態になる
音楽療法などでも研究がされているようですが、ゆったりとした音楽には、脳波を瞑想している時と同じ精神状態に近づける効果があるそうです。家に帰って、音楽を聴きながらボーッとしている時間。知らず知らずのうちに精神統一をしているのと同じ状態になっていたのかも。
15.手術前後の心配が解消されたという報告も
イエール大学の研究結果によれば、心臓手術の前に音楽を流すと、その不安が和らぎ、術後のストレス緩和にも役立ったそうです。音楽が持つ力って、実は想像以上に大きいのかもしれませんね。