人の体は息や汗、排泄などで一日2リットル以上もの水分が失われます。失われた分の水分を補わなければ、どれだけ保湿を徹底しても肌がカサカサに乾燥してしまいます。
しかし、ただやみくもに2リットル飲めばよいわけではありません。人それぞれ必要な水分量が異なるので、飲み方を間違えると頭痛やヒドイむくみにつながることも……。
そこで今回は、しっとり潤い肌をキープするための上手な水分の摂り方をご紹介します。
■1:一日2リットルと決めつけないで!必要量は人それぞれ異なる
「一日に水を2リットル以上飲む」と言うモデルや女優は少なくありません。もちろん水分不足は乾燥だけでなく、血液がドロドロになることから、血行不良を招くことも。
しかし、排出される水分に加え、汗や呼吸で出ていく水分量は人それぞれ違います。必要以上に水を摂り過ぎても、今度はむくみやすくなってしまいます。
『美レンジャー』過去記事「救命医が危機感を抱く!若い女性に多い“命を縮める”生活習慣4つ」でご紹介した、以下の算出方法で分かった必要水分量を目安に摂取してみてください。
<1日に必要な水分量の目安(ml)=35ml×体重(kg)>
■2:おすすめは常温の水か白湯
水分を摂取できるなら何を飲んでもよいかというと、答えはNGです。特にコーヒーや紅茶などは利尿作用が働くので、せっかくとった水分がどんどん排出されてしまいます。コ
ーヒーや紅茶は、味を楽しむものとして一日1~3杯程度におさえ、水分補給には体を冷やさない常温の水か、白湯を飲むのがおすすめです。
■3:一気にグビグビではなく、少しずつ飲む
一日の目安の摂取量をクリアするために、グビグビと一気に飲むのはおすすめできません。一度に大量に飲むことでむくみを引き起こしやすくなったり、体内のナトリウム濃度が下がり、頭痛等の体調不良も招いたりします。
また、食事の前にたくさん飲むと胃液が薄まり、スムーズに消化できなくなってしまいます。
水はデスクの傍らに常におき、少しずつ摂取するのがおすすめです。
■4:炭酸水も上手に取り入れて代謝UP
砂糖不使用の炭酸水を摂取するのも美肌の維持に効果的。炭酸水を飲むと炭酸ガスが血管内に侵入し、一時的に酸素が不足した状態になります。それを解消するために血流が増加し、血行促進や新陳代謝促進につながります。
その他、炭酸水は便秘解消、疲労回復効果も期待できるすぐれもの。しかし、大量にガブ飲みすればよいというものでもありません。一日1~3杯程度にするなど、飲み過ぎないよう注意してくださいね。
これらを参考にしっかり水分補給をして、冬でもしっとりと潤いのある肌をキープしてくださいね。