氷にカビ? 便利な「自動」に落とし穴 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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■冷蔵庫の氷にカビが生えてる!?

 そろそろ冷たい飲み物が美味しい季節。冷蔵庫の「自動製氷機」を上手に活用したいものです。ところが、この便利な冷蔵庫の自動製氷機で作った氷にカビが混じるというコワいお話がありました。

 

久しぶりに製氷機で作った氷を使おうとしたら、給水タンクが黒ずみ、氷には黒い斑点があったというもの。

 国民生活センターからも、『冷凍冷蔵庫の氷のカビにご注意』という報告が1998年に公表されています。

 

「製氷機で作った氷に黒い汚れがつく」という苦情が増えているというもので、その正体はカビ(白いツブツブはミネラルの可能性も)! この後現在にいたるまで、各メーカーの冷蔵庫の自動製氷機は少しずつ衛生面の進化を続けているようです。

■どうして製氷機の氷にカビが?

 一番の発生場所は製氷機用の給水タンクです。給水タンクは冷蔵庫内に設置されていて、そこの温度は3~5度。カビは10度以下の環境でも繁殖できるので、給水タンク内で空気中のカビ菌が増加。

 

また水の中には赤色酵母や細菌も増え、みんな一緒に凍らせてしまうというわけです。それでは自動製氷機をどうしたら上手に使えるのでしょうか。

■毎週お手入れを!

 取扱説明書の多くには「週に一度は掃除してください」と明記されています。国民生活センターの報告書には、3週間そのままにしておいたらカビが発生したというケースも紹介されていましたから、「週に一度」は妥当なペース。

 

ひんぱんなお掃除からは逃れられそうにありません。忙しい方にはキビシイ現状ですが、製氷機を利用するのなら週末の必須お掃除場所の一つに入れなければいけないようです。

■お掃除は水洗いでOK!

 お掃除は、中の製氷皿や給水タンク、パイプなど、とりはずせるものはとりはずして、水洗いをします。浄水フィルターもマメにお掃除、とり替えを。

 

「水洗いでよい」とされているのがせめてもの救いですが、ときどき洗剤や消毒剤も使ったほうが気持ちよく氷を使えますね。

■お掃除以外にカビを防ぐには?

 毎週お掃除しなければいけないのは面倒ですが、せっかくついている便利な機能なのですから、上手に利用したいものです。おそうじ以外にカビを防ぐポイントは……

1. 給水タンクの水をマメに取り替える
2. ウーロン茶やジュースなどの清涼飲料水は入れない
3. ミネラルウォーターや浄水器の水より、水道水を使う

 浄水器など塩素をとり除いた水やミネラルウォーター、清涼飲料水等は雑菌の発生源になるのでダメ。殺菌作用のある塩素を含む水道水を使うことがすすめられています。

 

ただし、水道水でも含まれている塩素は時間とともにぬけるので結局は同じ運命に……。結局一番効果的なのはマメなとり替えということになりそうです。

 お掃除方法や使える水の種類などは、各メーカーの機種によっていろいろなケースがありますので、説明書をもう一度読み直してみましょう!