どれを買うのが正解?薬局で迷わない「よく効く頭痛薬」の選び方 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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ドラッグストアで買った薬、「あまり効かなかった」という経験はありませんか? 例えば頭痛薬一つでも、たくさんの種類があってどれが自分に合っているのか分かりませんよね。

ただ、薬局で買える薬はわずか数種類の成分しかないため、それほど難しくなく詳しくない人でも覚えられるのです。

サイエンスジャーナリストの中川基さんは、「知名度やイメージ、パッケージの印象だけで選ばず、成分を今一度見直して賢く選びましょう」と話します。

それでは、中川さんの著書で6万部突破のベストセラー、『薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 よく効く! 得する! 市販薬早わかりガイド』より、痛み止めや頭痛薬の成分から、よく効く薬局薬の選び方をご紹介します。

■1:アスピリン(アセチルサリチル酸)

薬としては100年以上の歴史があるもので、完全合成された初めての医薬品として知られています。鎮痛効果は”並”といったところで、胃の負担がゼロではなく胃の弱い人は注意が必要です。

また15歳以下の人は、ライ症候群など強い副作用を起こす危険性があるため、飲まない方がよいとされています。

主な商品には、『バファリン』(ライオン)、『バイエルアスピリン』(佐藤製薬)があります。

■2:アセトアミノフェン

鎮痛作用も解熱作用も高く副作用がないことから、アスピリンを押しのけて定番の位置にあるのがこの薬。

注意が必要なのは飲みすぎ。頭痛薬に加えて風邪薬も飲んでしまった時など、許容量を超えてしまうこともあります。肝臓が代謝できる限界を超えた途端、急激に毒性を持つので、分量以上は飲まないように。

主な商品には、『タイレノール』(ジョンソン・エンド・ジョンソン)があります。

■3:イソプロピルアンチピリン

”ピリン系”の内服用痛み止め。一度でも風邪薬を飲んで、蕁麻疹や紅斑が現れたことがある人は飲めませんが、それ以外の人には効果の高い薬。

『セデス・ハイ』(塩野義製薬)が人気なのは、この成分に加えてアセトアミノフェンがさらに入っているため、鎮痛効果がかなり高いから。あまり知られていませんが、『セミドン顆粒』(全薬工業)という製品は、『セデス・ハイ』より、さらに鎮痛成分が多く配合されているので、効きが強いのです。

■4:イブプロフェン

アスピリンより強い鎮痛効果があります。ただ胃への負担も同様に強いので、きちんと食後に服用するように。

また、ごくまれに湿疹やかゆみ、めまい、ぜんそくなど、副作用を起こすことが知られています。ぜんそく持ちや呼吸器系が弱い人は避けた方がよいでしょう。

主な商品には、『イブクイック頭痛薬』(エスエス製薬)があります。

■5:エテンザミド

アスピリンの効果はそのままに、胃への負担を弱めることを念頭に開発された薬。こちらは、15歳以下の人が服用しても大丈夫です。

主な商品には、『ノーシン』(アラクス)があります。

■6:ロキソプロフェンナトリウム

2011年から薬局で売られるようになった新顔で、“市販薬最強”の成分を持っています。強い効果の反面、胃粘膜を荒らす副作用も強いので、エーザイの『セルベール』などの胃粘膜を保護する成分の薬と併用したほうがよいでしょう。

薬剤師が不在だと購入できない第1類医薬品として販売されている商品として、『ロキソニンS』(第一三共ヘルスケア)がありますが、今年の8月末に第2類医薬品に区分変更になることが決定しましたので、いずれは薬剤師不在でも購入できそうです。

「なんとなく」で選ぶのではなく、ある程度は自分にあった薬局薬を自分で選べるようになるといいですよね。お薬を買う時に参考にしてみてくださいね。

ちなみに偏頭痛の場合は、効果のある市販薬は残念ながら皆無。専門医に診てもらうのが賢明だそうです。