せっかく新しい靴を買っても歩くと「痛い」「膝が辛い」……。そんな靴を女性が選んでしまう原因を2つ、前回ご紹介しましたがお読みいただけましたでしょうか?
ご紹介したような原因を排除し、脚に悪くない靴の選び方と履き方を、引き続き整体サロン『ボディサイン』院長宮本晋次さんに、シチュエーション別に教えていただきました。
■仕事履きの靴の選び方と履き方
「まず、女性が一般的によく履くパンプスの選び方としては、とにかく脚に負担がかからないものが理想です。そこでヒールがポイントになります。
5cm以上の高いヒールを履かず、なるべく3cm程度に抑えましょう。さらにヒールが踵部分の面積位ある太いものを選び、ピンヒールのような細いものは避けるようにします。
ファッションや仕事上の格好の面で言うと、スニーカーはチョイスしにくいかもしれませんが、メーカーによっては、スニーカーと同効果を持ったヒール靴を発売してたりもしますので、そういったものはおすすめです」
おしゃれと機能性は常に比例しないのが、ファッションの世界。たくさん歩く仕事の場面では、オフィスに履き替えの靴を用意してもよいかもしれませんね。
■普段履きの靴の選び方と履き方
「日常履く靴に関しては、クッション性のあるスニーカーをチョイスしましょう。できればエアが入っているものが望ましいです。足のつま先と踵を挟むように押し込んだときに拇指球から曲がり、ソールの芯が しっかりしている靴を選ぶようにします。ソールが柔らかすぎたり、真ん中から曲がってしまう物は避けるようにしましょう」
普段履く靴はヒール靴よりもやはりスニーカーがベター。しかし、どうやらスニーカーも正しく履かないと、膝を痛めることになるそうですよ。
■スニーカーの正しい履き方
「スニーカーのように紐がある靴の履き方としては、脱ぎ履きしやすいからといって靴紐を緩くして履かないことが大切です。履く時は紐をしっかり締め、脱ぐ時は靴紐を緩めて脱ぐ、というひと手間を惜しまないようにすることが、膝を痛めない正しいスニーカーの履き方です」スニーカーの紐を緩めにして履いてる方は多いかと思いますので、見直すべき要チェックポイントといえるでしょう。
以上いかがでしたでしょうか? ここで紹介したように普段の靴選びの目線を変えたり、履き方のちょっとした習慣を変えることで膝の痛みは防げるもの。今履いている靴の履き方の改善はもちろんのこと、新しい一足を選ぶときの参考にしてくださいね。