【1分で判明!病気チェック】仕事のストレス、働き盛り中心に…「突発性難聴 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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20-50代の働き盛りを中心に年間発症者は約3万5000人。リーマンショックに派遣切り、経済の混迷が続くほど、一層増加が危ぶまれる“難聴”を引き起こす病気だ。歌手の浜崎あゆみ(30、が罹ったことで広く知られたが、放置すると発症2週間で治る望みはほとんどなくなる。“聞く耳”をもって早期の治療が肝心だ。

 【兜町はリスク高い】

 東京・兜町に近い「耳鼻咽喉科・日本橋大河原クリニック」。土地柄、訪れる患者は9割以上が近隣に勤めるサラリーマンやOLで、その多くが証券関係の仕事。聞けば2年前の開業以来、『突発性難聴』の新規患者が1日平均3-4人はいるという。

 「やはり一番の発症要因は仕事などのストレス。原因には内耳のウイルス感染説や血液の循環障害説がありハッキリしていないが、おそらくストレスの影響による循環障害だろう」と話すのは、大河原大次院長。

 同医師が前勤務(副院長)していた国内有数の耳鼻咽喉科専門病院(神尾記念病院)の疾患比率でみても、このエリアの際立った発症頻度の高さには驚かされたという。

 【耳の違和感でも注意】

 症状の一番の特徴は、ある日突然、何の前触れもなく発症すること。ほとんどのケースが片耳だ。

 “難聴”というと、全然聞こえなくなるイメージがあるが、決してそうではない。軽度の場合も多く、「違和感」「耳閉感」「耳鳴り」という聞こえの悪さでも表現できる。

また、「低音部の難聴」か、「高音部の難聴」かでも違いが出てくる。「低音部難聴のような場合には、聞こえないというより耳が詰まった感じ、塞がった感じがする」

 耳鳴りを伴う場合も、「高音部の難聴は『キーン』という高い音、低音部の難聴では『ゴー』や『ボー』の低い音の耳鳴りになる」という。

 加えて、難聴の程度が強くなるほど発症時に“めまい”を伴いやすい。

 一般的に『耳からくるめまいは回転性』といわれているが、これも感じ方の違いもあり一概にはいえないそうだ。

 【治療時期を逃すな!】

 治療は薬物療法で、聴力が回復するまで通常、1カ月ぐらいかかる。が、完治するのは約3分の1。あとは、聴力はある程度回復しても難聴や耳鳴りが残る、まったく回復しない、のどちらかだ。

 治療成績を大きく左右するのは、「発症時の聴力の低下レベル」と「治療開始時期」。2週間放置すると、ほとんど回復は無理。また糖尿病があると治りにくい傾向がある。

 「軽度の人ほど治療時期を逃して難聴が残ってしまう人が多い。2-3日たっても聞こえ方が変なら、すぐ受診すべきです」と大河原院長。

 あっても生涯一度切りの発症だが、このご時世、世代に関係なく誰もが予備軍。ストレスには十分注意したい。

 ★「突発性難聴」チェックリスト

 □前触れもなく、ある日突然、片耳の聞こえが悪くなった

 □片耳が詰まった感じがする

 □片耳に違和感がある

 □難聴に耳鳴りを伴っている

 □難聴にめまいも伴った

 □難聴と同時にフワフワした感じがする

 □過去に経験したことがない難聴

 □手や口のしびれやマヒを伴わない

 □ストレスや疲労が多かった

 □難聴が2日以上続いている

  片耳に起きて2つ以上該当したら可能性が高い

 *耳鼻咽喉科・日本橋大河原クリニック(東京・日本橋)/大河原大次院長作成