毎日の食事はホルモンバランスに大きな影響を与えます。
ホルモンのバランスを整えるためにはどのような食事を摂れば良いのでしょうか。また、逆にどのような食事がホルモンバランスを乱してしまうのでしょうか。
■ホルモンバランスを整える食事
ホルモンバランスを整えるためには、ホルモンに良い影響を与える食品を摂る必要があります。ホルモンのバランスが乱れると女性特有の疾患を発症する危険性もあるので、健康のためにこれらの食品は積極的に摂取したいものです。
・大豆食品全般(大豆イソフラボン)
豆腐や納豆などの大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンと同様の働きをし、ホルモンバランスを整えます。
・マグロ、カツオ(ビタミンB6)
マグロやカツオなどの魚類に多く含まれるビタミンB6は、女性ホルモンひとつであるエストロゲンの代謝に働きかけ、ホルモンバランスを整えます。
・アーモンドなどのナッツ類(ビタミンE)
脳下垂体や卵巣に働きかけてホルモン分泌をコントロールします。ホルモンバランスを整えるとともに、高い抗酸化作用で美肌にも効果を発揮します。
・アボカド(マグネシウム、ビタミンE、ビタミンB、葉酸、食物繊維、カリウム)
ホルモンを維持するのに大切な成分が豊富です。ビタミンBには女性ホルモンの代謝を促しホルモンバランスを整える働きがあります。
・ココナッツオイル(ラウリン酸)
ホルモンの生成に重要な働きをします。
・バター(脂溶性のビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK2)
ホルモンの構築に必要な脂溶性のビタミンが豊富に含まれています。
・卵黄(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB9、鉄、カルシウム、カリウム、リン、コリン)
生殖器系、ホルモンバランス、さらに肌の健康を維持するのに不可欠な成分が豊富です。
■ホルモンバランスを乱す食事
逆に、ホルモンバランスを乱す食事とはどんなものでしょうか。ダイエットのために極端に肉の摂取を避けると女性ホルモンを調節するために必要なタンパク質が不足します。
また、化学調味料を多分に用いたインスタント食品は体内のミネラルを奪い、成長ホルモンの分泌を妨げることに。さらに、冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎると身体が冷えて自律神経に支障をきたし、自律神経と相互作用のあるホルモンのバランスを崩します。
このようなことから、極度のダイエットや化学調味料、そして、冷たい飲食物はホルモンバランスを正常に保つために避けたい3つのポイントと言えます。