ヨーグルトは食べるタイミングによって効果が変わる?栄養士が教えるヨーグルトの食べ方・タイミング | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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ヨーグルトは食べるタイミングによって効果が変わる?栄養士が教えるヨーグルトの食べ方・タイミング

ヨーグルトは食べるタイミングによって効果が変わる?栄養士が教えるヨーグルトの食べ方・タイミング© Adobe Stock

ヨーグルトの健康効果

ヨーグルトは体にいい、美容にいいといったイメージを持っている方も多いと思いますが、具体的にどんな健康効果があるかご存知でしょうか?ここでは、ヨーグルトのもつ嬉しい健康効果を紹介します。

整腸作用

ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌が豊富に含まれています。これらの善玉菌が増えることで悪玉菌の増加を抑制し、腸内環境を整える働きをします。さらに、善玉菌は腸の運動を活発化させる働きもあり、排便が促され便秘の解消効果が期待できます。

美肌効果

前述の整腸作用の効果は、美肌効果にも大きく関わります。悪玉菌が増えると腸内の老廃物が増え、ニキビや肌荒れといった肌トラブルが起こりやすくなります。悪玉菌の増殖を抑制し、腸内環境を整えることで美肌効果にもつながります。

免疫力を高める

腸には約7割もの免疫細胞が存在しており、細菌やウイルスなど有害物質から私たちの体を守っています。腸内で悪玉菌が増えてしまうと免疫細胞が正常に働かず、病気になりやすくなってしまいますが、善玉菌を増やすことで免疫力を高めることができます。

ヨーグルトを食前に食べるのはNG?

さまざまな嬉しい効果が期待できるヨーグルトですが、食べるタイミングによっては整腸作用の効果が半減してしまうことがあるのをご存知でしたか?

 

ヨーグルトは手軽に食べられるので、食後はもちろんのこと、朝食やおやつとして食べる方も多いと思います。基本的にはいつ食べても大丈夫なのですが、整腸作用(便秘解消など)の効果を期待したい場合は、食前は控えた方がいいと言われています。

 

乳酸菌やビフィズス菌など、菌は生きたまま腸に届けることで、整腸作用の効果が発揮しやすくなります。しかし、ヨーグルトに含まれる菌は、胃酸に含まれる強い酸性により死滅してしまうことがあります。

 

特に空腹時は胃の中の酸性度が高くなるので、菌を生きたまま腸に届けるためには、空腹時である食前を避けた方がいいでしょう。

 

ただし、ヨーグルトには血糖値を下げる効果もあります。もし、整腸作用よりも血糖値を下げる効果を生かしたい場合は、食前に食べる方がおすすめです。ご自身の得たい健康効果に合わせて、食べるタイミングを選んでみてくださいね。

ヨーグルトは毎日食べることが大事

さまざまな効果が期待できるヨーグルトですが、その効果を発揮するためには継続して食べることが大切です。

 

ヨーグルトに含まれている乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、一度食べたからといってその効果が何日も続くわけではありません。腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスも日々変化するので、

 

できるだけ毎日ヨーグルトを食べ、継続的に善玉菌を補うことが大切です。食べる量の目安としては、1日100~200gとしましょう。

 

さまざまな健康効果が期待できるヨーグルト。腸を整えることは便秘解消だけでなく、美肌効果や免疫力を高めることにも繋がります。

 

食前のヨーグルトはその効果を半減してしまうかもしれないので、食べるタイミングに気をつけて、毎日食べるように心がけましょう!

 

【参考文献】

・グリコHP 「マメ知識コーナー」

・ビオスリーHP 腸活コラム「ヨーグルトの効果とは?」

・明治ヨーグルトライブラリーHP 「問題を解決!ヨーグルト事典」 

 

山口ミホ

管理栄養士、腸活アドバイザー。病院の栄養士を経験後、安心しながら美味しく食べられるものを作りたいという思いから、食材の味や旬、無添加を大切にするジャム専門店にて店長として従事。レシピ開発や製造・加工、店舗運営を経験。現在は腸活アドバイザーを取得し、食で体もココロも美しくをテーマに、フリーランス管理栄養士として活動。