更年期からは「顔の下半身」を動かすこと。医師が教えるたるみ防止策 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

年齢を重ねるたび、ふとした瞬間に目についてしまうお肌のたるみ。昔はあんなにハリがあったのに…と、ショックを受けてしまうことも。

 

この原因には、骨密度の減少が関係すると教えてくれたのは、皮膚科専門医・アオハルクリニック院長の小柳衣吏子先生。肌のたるみのリカバー術として意識するべきポイントを教えてもらいました。

 

※ 小柳さんの「柳」は、正しくは中央部分がカタカナの「タ」

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骨密度、顔の下半分、日々の運動がたるみ予防のカギ

更年期を迎えると、肌のたるみが目立ちはじめます。その原因のひとつが骨密度の減少。

 

「更年期には、女性ホルモンのエストロゲン減少の影響で骨密度が減少していきますが、じつは顔の骨密度は40歳頃から減り始めます」と小柳先生。

 

土台となる骨が減ると肌をしっかり支えきれなくなり、たるみにつながるというわけです。「骨密度をキープするには、エストロゲンと似た働きをする『エクオール』という成分を摂取する、日光を浴びるなどの対策が有効です」

 

また、顔の下半分をあまり動かさないでいると、ほうれい線やフェイスラインのもたつきにつながるので要注意。「大頬骨筋や笑筋を動かすと、たるみ防止につながります。そのためにはつねに口角を上げておくようにしましょう」

 

そして更年期は、気分の落ち込みや不眠など、精神面の不調に悩まされることもありますが、「やはり体を動かすことはとても大切。気持ちがリフレッシュできるし、体内の代謝も促進されて健康美につながりますよ」

更年期で意識すること「顔の下半分を動かす」

顔の筋肉を動かさないでいるとたるみの原因にも

顔の筋肉を動かさないでいるとたるみの原因にも© ESSE-online

 

マスク生活が長く、あまり表情をつくらなくなってしまった人もいるかもしれませんが、顔の筋肉を動かさずにいると肌のたるみを加速させます。

 

おもに大頬骨筋、笑筋を動かすよう意識すると、ほうれい線やマリオネットラインをケアすることができます。また、あご下にある舌骨上筋群を刺激すると、二重あごの予防につながります。

●リカバー術 つねに口角を上げる

顔の筋肉を常に意識しておくのもポイント

顔の筋肉を常に意識しておくのもポイント© ESSE-online

 

「ここに大頬骨筋、笑筋がある」と意識しながら、つねに口角を上げておくと、それだけでほうれい線と唇からあごまでのマリオネットラインが消え、若々しい印象を保てます。

ついついやってしまいがちですが注意しましょう

ついついやってしまいがちですが注意しましょう© ESSE-online

無表情で前かがみ気味にスマホを凝視するのはNG。たるみ&二重あごのダブル老化を加速させます。

できる範囲からのチャレンジでOK

できる範囲からのチャレンジでOK© ESSE-online

上を向き、さらに舌も上に向けた姿勢をしばらくキープすると、舌骨上筋群が刺激され、二重あごの予防に。できるタイミングで無理のない範囲でときどき行いましょう。

更年期で意識すること「体を動かす」

しっかり運動しましょうということではなく、「毎日できるだけ体を動かす」と意識することが大切。たとえば、あまり歩いていないなら1日15分程度散歩するといった、自分のレベルで無理なく続けられるレベルでOKです。暗い気持ちになりがちな更年期のメンタルケアにもつながり、一石二鳥です。

●リカバー術 日常生活に組み込む

日常のちょっとした場面に軽い運動を組み込んでみましょう

日常のちょっとした場面に軽い運動を組み込んでみましょう© ESSE-online

とくに「かかとを刺激する運動」はおすすめ。たとえば、料理をしながらかかとを上げ下げする、駅の階段は必ず上り下りするなど、日常の動きの中に組み込んでみて。