中年期に訪れやすい心の危機への対処法 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

ここでは、エリクソンが提唱した人の心理社会的発達に関する著名な理論の中から、人はその人生の折々でいかなる発達課題をこなすことになっているのか、

 

また、そこでいったんつまずくと、その後どのような心理的問題が生じやすくいのか、そして場合によっては、それが心の病気につながってしまう可能性もあることを詳しく解説いたします。

成人後期における心理社会的発達の意義今回取り上げる成人後期は、時期的には40歳くらいから60歳過ぎくらいまで。エリクソンが提唱した人の心理社会的発達における8つの発達段階のうち、第7段階になります。

 

この時期に対応する2つの心理的側面は「生殖性(generativity)」と、それと対の関係をなす「停滞(stagnation)」となっていま

実際に周りを見渡してみても、それまで頑張ってきた仕事の後継者がはっきり決まっている方は、なかなか幸せそうな顔をされているもの。

 

一方、仕事の跡継ぎが決まっていなかったり、自分の知識や技術を十分に伝えるような部下や子供がいないような場合、何かしらの淋しさを感じてしまうこともあるでしょう。

■中年期に気をつけたいうつ病
もしも成人後期の発達課題の達成に困難があれば、心の健康に赤信号がともりやすく、場合によっては心の病気の発症につながる可能性もあります。なかでもうつ病は中年期に特に注意が必要な心の病気のひとつ。

 

うつ病の発症率は、中年期では他の年代、特に若年層と比べても高くなっています。

例えば社会的地位の高い人。本来であれば大変素晴らしいことですが、同時に仕事の責任も大きくなり、そのプレッシャーに胃がキリキリ痛むような時もあるでしょう。

 

また、住宅ローンや子供の教育費など、様々な出費も重なりやすいうえ、何らかの深刻な健康上の問題を初めて自覚するのも、往々にしてこの中年期です。こうした要因がいくつも重なってしまえば、誰しも程度の差こそあれ気持ちが冴えなくなってしまうでしょう。

もしも死にたい気持ちが生じている場合、それは脳内環境がかなり病的になってしまったサインで、精神医学的な緊急事態です。既にうつ病が重症化している可能性もあるので、大至急の精神科受診が望ましいことは、どうか頭の隅にしっかり置いておいてください。

成人後期を充実させるためのヒント40歳くらいから60歳過ぎくらいまでが成人後期ですが、この時期が実り深ければ、素晴らしい人生だと言えるでしょう。そのためには心身の健康が欠かせません。

 

エリクソンによれば、この時期心の健康を充分保つには、この時期の発達課題をしっかりこなすことが必要。従って、この時期にこなすべき発達課題があること自体を、ぜひ認識しておいてください。

また、成人後期に入れば、個人差は大きいものの、肉体はどうしても20代、30代の頃とは違ってきます。若い頃は徹夜しても平気だった人でも、中年になれば、徐々に無理が利かなくなってきます。

 

体の生理機能も性ホルモンが徐々に低下し更年期症状が現れやすくなるなど、加齢の影響も現れてきます。一方で心身にかかるストレスが人生でマックスになるのが、この成人後期。ストレス対策は若い頃以上にしっかりしていきたいところです。

以上、今回はエリクソンが提唱した人の心理社会的発達の理論のなかから、40歳くらいから60歳過ぎくらいまでの成人後期にスポットを当てました。

 

さて、時勢は将来の見通しがなかなか立ちにくい、実に厳しいものになっております。皆さま方には今回ご紹介させていただいたことを、どうか心の健康維持に役立てていただければ幸いです。