【1分で判明!病気チェック】5人に1人…単身赴任、異動で発症「男性更年期障害」 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

更年期障害は40-50代になり、性ホルモンの分泌量が急激に減ることで心身に不調が現れる病気。女性は閉経があるので目に見えて分かるが、男性の場合は分かりにくい。体に衰えを感じたらチェックが必要だ。

 男性ホルモンの低下は、血液検査の『遊離型テストステロン』値(8.5pg/ml未満は該当)で低下の度合を測り、国際的に使われている『加齢男性症候スコア』(17項目の問診)の点数によって重症度を判定する。

 「ある会社で健診をした45-65歳の男性を対象に行われた調査では約20%が中等度以上に該当したという報告がある。5人に1人は見つかる計算です」と話すのは、男性更年期外来を設ける東大宮総合病院・泌尿器科の飯泉達夫部長。

 女性は閉経を迎え短期間に急激に低下し、ほぼ消失する。が、男性の場合は20代をピークに1%ぐらいずつ徐々に減っていき完全になくなるわけではない。

ただ、男性でも40-50代の働き盛りで一気に低下する人がいる。その大きな原因となるのが社会的ストレス。単身赴任、異動、倒産などの環境の変化がキッカケとなる。

 女性の更年期障害では身体的な不定愁訴(自律神経失調症状)が出やすいのに比べ、男性ではストレスの影響が大きいため精神症状の方が強く出やすいのが特徴だ。

 「とりわけ抑うつ症状が強く、うつ病との鑑別が難しい。実際、来院患者の半数はすでに精神科や心療内科を受診している人で、35%はうつ病の診断がされている。中高年男性の不定愁訴は更年期障害とうつ病の両方を疑う必要がある」

 同院に来院する患者の具体的な訴えをまとめてみると、「やる気がない、疲れやすい」「睡眠障害」「性欲低下、勃起障害(ED)」がそれぞれ80-90%の人にみられ、半数の人が「集中力の低下」を訴えている。

 治療では、まず抗うつ薬を処方する場合がある。男性ホルモンの低下に対しては、2-4週毎(症状が落ち着けば数カ月毎)に筋肉注射でホルモンを補充する『ホルモン補充療法』を行う。

その効果のほどについて、飯泉部長は「50-60%の人に有効」と話す。

 ただ、50代から増える前立腺肥大の進んだ人には悪化させる可能性があるためホルモン補充は使えない。その場合には、抗うつ作用のある胃薬や漢方薬などが処方されている。

 ★「男性更年期障害」チェックリスト
 (1)性欲が低下してきた
 (2)元気(活力)がなくなってきた
 (3)体力あるいは持久力が低下してきた
 (4)身長が低くなった
 (5)日々の愉しみが少なくなった
 (6)物悲しい気分になったり、怒りっぽい
 (7)勃起力が弱くなった
 (8)運動能力の低下を感じる
 (9)夕食後、うたた寝をすることがある
 (10)仕事能力の低下を感じる

*3つ以上該当すれば更年期障害の疑いがあり。(1)または(7)だけでも男性ホルモン低下の可能性あり。(セントルイス大学/Dr.MorleyJ.E.作成)