鏡を見るたび気になるシミやくすみ。UVケアやスキンケアに力を入れているのに「薄くなるどころかどんどん目立ってきてる」なんて悲しくなります。
そこで今回は、シミの一因となる"摩擦"をなるべく起こさない「化粧水や乳液のつけ方」について教えてもらいました。
教えてくれた人▷トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん© レタスクラブ
エステやアロマ、東洋医学など多彩な知識を基に、体の内側や精神、ライフスタイルなどを意識したホリスティックな美容と健康を重視。メディアなどでケア法を発信している。
化粧水&乳液のコツ
化粧水や乳液といった与えるスキンケアは、こするのではなく、適量を"垂直に押し込む"ことでしっかり保湿できます。
5点置きのココがすごい!
化粧水も乳液も、両ほお、額、あご、鼻の5点に置く。広げ方は?(▶︎次の画像へ)© イラスト/ネコポンギポンギ
●均一な量をムラなく隅々までつけられるから、量不足による摩擦刺激を防げる
●下から上、内から外にのばせるからたるみ予防にもなる
■1.手のひらをパレットにして化粧水も乳液も5点置き!
手のひらをパレットにして化粧水も乳液も5点置き!どの部分に置けばいい?(▶︎次の画像へ)© イラスト/ネコポンギポンギ
ムラなく塗れて、こすれを防ぐには5点置きがマスト!
化粧水や乳液をつける際に肌をこすってしまう大きな原因の一つが使用量の少なさ。説明書どおりの量を片方の手にとり出して。もう片方の手でとりながら、両ほお、額、あご、鼻の5カ所に配分して置く。
■2.バトンリレーのように剤をつないでムラなく広げる
バトンリレーのように剤をつないでムラなく広げる。次のステップも重要!(▶︎次の画像へ)© イラスト/ネコポンギポンギ
点置きは、"中継地点" 塗りつないで、ムラなくのばす
5点置きした化粧水や乳液は、下から上、内から外に塗りのばす。あご→耳手前、ほお→耳手前、額→こめかみへ、鼻は上から下へスーッとやさしく広げて、顔全体に行き渡らせる。
■3.垂直に肌の奥へ入れ込む! ひよこを包み込むようにやさしく顔を覆う
垂直に肌の奥へ入れ込む!ひよこを包み込むように© イラスト/ネコポンギポンギ
顔全体に行き渡った化粧水や乳液を肌に押し込む
前段階は化粧水などを広げることが目的で、本格的に浸透させるのはこの押し込む工程。ひよこを包み込むように、両方の手で顔を包み込んで。肌表面のヌルつきがなくなればOK!
【ITEMS】せっかくだからシミ予防コスメを使おう!
(右)肌ラボ 白潤 薬用美白化粧水[医薬部外品] 170ml ¥814(編集部調べ)/ロート製薬(左)肌ラボ 白潤 薬用美白ジェル[医薬部外品] 100ℊ¥1,210(編集部調べ)/ロート製薬© レタスクラブ
(右)肌ラボ 白潤 薬用美白化粧水[医薬部外品] 170ml ¥814(編集部調べ)/ロート製薬
(左)肌ラボ 白潤 薬用美白ジェル[医薬部外品] 100g¥1,210(編集部調べ)/ロート製薬
(右)アクアレーベル トリートメントローション(ブライトニング)しっとり [医薬部外品]170ml ¥1,430(編集部調べ)/資生堂(左)アクアレーベル トリートメントミルク(ブライトニング)しっとり[ 医薬部外品]130ml ¥1,650(編集部調べ)/資生堂© レタスクラブ
(右)アクアレーベル トリートメントローション(ブライトニング)しっとり [医薬部外品]170ml ¥1,430(編集部調べ)/資生堂
(左)アクアレーベル トリートメントミルク(ブライトニング)しっとり[ 医薬部外品]130ml ¥1,650(編集部調べ)/資生堂
■やりがち! NG化粧水&乳液
□化粧水や乳液をつけながらマッサージ
化粧水や乳液のテクスチャーはマッサージに適していないので×。
□肌が大きく動くほど手で引っ張り上げる
リフトアップのつもりでも、肌表面が大きく動くほどこすると刺激に。
□使用量が少なくて潤滑になっていない
指滑りの悪さは摩擦のもと。のびがよくても使用量はケチらないで。
「5点置きを塗りつないで、ムラなくのばす」「ひよこを包み込むようにやさしく顔を手で覆って垂直に押し込む」が大切。イメージしやすく、とてもわかりやすいですね!
イラスト/ネコポンギポンギ 編集協力/白倉綾子
文=徳永陽子