たった10秒でできる!気になる夏の「手汗」解消法 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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じりじりと暑い夏がやってきます。汗っかきの人のなかには、匂いを気にしたりケアにこまったりしている人もいるのではないでしょうか?なかにはベタつく「手汗」に頭を悩ませている人もいるでしょう。仕

事で握手をするときや、恋人と手をつなぐときなどに気になってしまう「手汗」。いったいどうしたら解消することができるのでしょうか?

ここでは基本的な手汗の知識と、解消する方法をご紹介します。
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◆手汗を引き起こす5つの要因

●1:暑いから(温熱性発汗)
夏は気温の上昇を受けて体温が上昇しないようにするために、汗を発散させようとします。また、風邪を引いたり運動をしたりしたあとは、体温が上昇するもの。人間は恒温動物のため、体温を37℃以下に保とうとします。

そのため、上昇した体温を下げようと「汗」をかくことによって、外部に熱を発散させようとするのです。

●2:緊張やストレスから(精神性発汗)
人は、慢性的なストレスや精神的なプレッシャーを感じたときにも手汗をかきます。突然の環境の変化や、人間関係、将来への不安といったストレスにより、交感神経が過敏になってしまうことが原因です。

「緊張」や「興奮」も同じこと。意識すればするほど手汗をかいてしまうので、休憩をしたりお茶を飲んだりしてリラックスしましょう。

●3:刺激物を摂取したから(感覚性・味覚性発汗)
辛いものや熱いものといった刺激物を摂取したときにも手汗をかきます。これは、刺激物により交感神経の活動を活発化させるからです。なかには辛いものだけでなく「酸っぱいもの」や「苦いもの」を食べて汗をかく人もいます。

手汗がひどくなる人は、刺激物をできるだけ控えましょう。

●4:運動不足

 

日頃からあまり運動していない人には、機能している汗腺と機能せずに衰えている汗腺があります。そのため、機能している汗腺にのみ負担がかかり、汗のコントロールが上手にできずに手や足といった部分的な場所に汗が集中してしまいます。

また、エアコンのせいで汗腺が退化し、機能低下することもあります。同じようにサウナに通って汗腺をフル活動させた人が腎機能低下を起こしたという話もあります。

●5:病気や疾患がある(病院性・医原性発汗)
糖尿病や甲状腺疾患、更年期障害でも「ほてり・のぼせ・発汗」特に頭・顔・手に発汗します。

また、降圧剤、胃腸薬、精神科の薬でもしばしば「ほてり・のぼせ・発汗」が起こることがあります。手汗だけでの問題では済まされなくなるので、病院に行って診察しましょう。

◆すぐにできる「手汗解消法」とは?

●深呼吸をする
手汗をかくことの原因として挙げられる、自律神経の乱れ。これを意識的にコントロールするもっとも簡単な方法が「深呼吸」です。手汗がたくさん出るのは、血液中の二酸化炭素の濃度が高まり、発汗中枢が刺激されることも理由のひとつ。深呼吸で二酸化炭素を排出し、血行をよくすれば手汗も引いていきます。

●ツボを押す
また、手のツボを押すことで汗を引かせることができます。手汗予防をしたり、手汗を解消したりするツボは次のふたつ。

・労宮(ろうきゅう)
精神的な緊張をほどき、リラックス効果をもたらすのが「労宮」というツボです。これは、手を握ったときにちょうど中指の先端が当たる部分になります。大きく息を吸いながら5秒間押し、ゆっくり息を吐きながら5秒間離しましょう。マッサージ感覚で行えます。

・合谷(ごうこく)
もうひとつのツボは、手の甲にあります。場所は、人差し指と親指の付け根の骨の間で、ちょうどへこんでいるくぼみの部分になります。このツボも大きく息を吸いながら5秒間押し、ゆっくり吐きながら5秒間離しましょう。このツボには汗を正常にコントロールするはたらきがあります。

いずれも1分もあれば簡単に取り組めるものばかりです。道具も必要ないので、急な手汗に困ったら試してみましょう!

監修:坂本忍(医師)
参考文献:今日の治療薬 解説と便覧