このインチキ美容法に注意!高須院長が明かす“NG美容施術” | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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「医者にすすめられても飲んではいけない薬」「断ったほうがいい手術」などとりあげた『週刊現代』の特集記事が大反響を呼んでいます。

 

『週刊文春』が反証記事を出すなど、異論反論も飛び出し、大盛り上がり。となると、やっぱり気になるのは美容業界の「ムダなケア&断ったほうがいい施術」です。

 美のパイオニア・高須クリニックの高須克弥院長がぶっちゃける“やってはいけない美容法”とは? 教えて、かっちゃん!

◆「●●式」と外国の名前がつくと怪しい

――先生、美容業界にも「医者にすすめられても飲んではいけない薬や手術」ってありますか?

高須:うーん、どうだろう。マトモな医者だったらそもそも勧めないものならあるけど。例えば、「小顔矯正」とかね。一時期流行ってたけど、あれは詐欺ですよ。

――消費者庁が6月30日、効果を裏付ける根拠なしとして、「1回だけで効果が実感でき、元に戻らない」などと宣伝した一部の小顔矯正の広告に再発防止命令を出していましたが、やっぱりダメですか!

高須:そりゃそうだよ。顔をちょいちょいと押したぐらいで骨がそんなに簡単に動いたら怖いでしょ。第一、頭蓋骨って脳みそを守ってるんですから。頭を小さくする手術もあるけど、命がけの大手術ですよ。

 

まあ、顔をマッサージするとむくみがとれて痩せたような気にはなれるかもしれないけど、しばらく経てばもとに戻ります。

――韓国式小顔矯正マッサージ「コルギ」もずいぶん流行ってますが……。

高須:全部インチキですよ。もともと日本でやってた小顔矯正をちょっとアレンジして「韓国式」って名づけてるだけ。だいたい、「ナントカ式」って外国の名前をつけてる時点で怪しいですよ。「英国式足裏マッサージ」とかさ。あんなのイギリスでは見たことないし、イギリス人は足の裏なんてマッサージしません。

――え? イギリスには存在しないけど「英国式」……?

高須:そうそう。以前ね、不思議に思って聞いてみたことがあるんだよ。「なんで英国式なの?」って。そうしたら、「社長がイギリス好きだから」と言ってたよ。

――そんな理由ですか!

高須:バカバカしいよね。インテリアがイギリス風だから「英国式」ってわけ。でも、日本人も悪いんだよ。海外から来たものだと聞くとやたらとありがたがるでしょ。だから、商売の種にされちゃう。

◆「水ビジネス」は儲かる

――最近、話題の“美容にいい水”とかもやっぱり……?

高須:ビジネスとしてはよくできてるよね。水って原価がかからないから、いい商売なんですよ。ミネラルウォーターなんて、その最たるものでしょう。

 

嘘はついてないかもしれないけど、そこらへんで湧いてる水をボトルに詰めてるだけで、ありがたや~ってお金を払う人がいるんだから、ボロい商売ですよ。

――効き目がないのに、どうしてブームになったりするんでしょうか。効果がなくても気づかない?

高須:宗教と同じですよ。解剖学の基礎知識があれば、理屈に合わないということはすぐわかる。でも、「ラクしてやせたい」とか、「やせたような気がする」という気分を優先しちゃう。

――有名な女優やタレントが勧めてるケースも結構ありますよね。「今ハマっています」と紹介していたり。

高須:ホントにハマっているんだと思いますよ。彼らは芸能のプロであって、美容のプロじゃありませんから。

 そもそも、有名人が施術を受けていることと、その施術に効果があるかどうかは本来、関係ありません。なのに「あの女優さんがやってるなら……!」と飛びつくこと自体が間違いないんです。

 よく通販番組で「※個人の感想です」ってテロップが流れるじゃないですか。あれと一緒です。相手が芸能人だからって、手放しで信じ込むのも、カモにされる原因になるので気をつけましょう!

 後編は「“プチ整形で失明”の真相を高須院長に直撃!」をお送りします。

【高須克弥氏・プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長(http://www.takasu.co.jp/)で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。『その健康法では「早死に」する!』『最新版 シミ・しわ・たるみを自分で治す本』など著書多数。高須院長Twitterアカウント @yes_jinsei