もうすぐ梅雨の季節。ジメジメとした天候が続くと気分も晴れず、体まで重だるいような感じがしませんか?
『ウーマンウェルネス研究会』の調査によれば、梅雨時には6割の女性が“身体の不調”を感じるとのこと。また、女性が天候によるストレスを感じやすい季節のワーストも梅雨時期(6~7月)という結果が明らかになりました。
それもそのはず。総合医療の専門医である川嶋朗先生によれば、梅雨時期は気圧が低い状態が続いて空気中の酸素が少なくなり、自律神経が乱れやすくなるといいます。
つまり、梅雨時はただでさえ健康によくない時期。さらに、日々の過ごし方によっては自律神経の乱れに拍車がかかり、どんどん絶不調モードに陥ることにもなりかねません!
そこで今回は、『WooRis』や姉妹サイト『美レンジャー』の過去記事を参考に、“自律神経が乱れるNG習慣”を6つお届けしたいと思います。
■1:朝起きてすぐにカーテンを開けない
あなたが朝起きて1番にすることといえば……? トイレに行く、顔を洗う……よりも、真っ先にカーテンを開けましょう!
太陽の光を浴びることで、体が1日のスタートだと認識し、自律神経が整いやすくなるとのことです。
逆に、カーテンを閉めきったままバタバタと朝の支度をしては、体が“おはよう”モードになってくれず、朝の憂鬱な気分をいつまでも引きずることにもなりかねません。
■2:怒りっぽい人のそばにいる
自律神経が乱れるとイライラする。イライラすると自律神経が乱れる。このように、“自律神経の乱れ”と“イライラ”は“ニワトリと卵”のような関係にあります。
負のスパイラルに陥らないようにするには、なるべく心穏やかに過ごしましょう。そのためには自分自身の気の持ちようも大切ですが、なるべく怒りっぽい人とは距離をおくことも欠かせません。
人の気分は意外と伝染力が強いもの。ハッピーな人と一緒にいると自分の気持ちも晴れますが、イライラしている人のそばにいるとどんどん心身が蝕まれていくおそれが……。
家庭や職場など、どうしても離れられない環境にイライラ人間がいる場合は、理不尽に怒りをぶつけられても、“自分のせい”だと思わないこと。また、トイレや自室などひとりになれる環境で気持ちの切り替えを上手におこないましょう。
■3:ランチの時間をずらす
予定がたてこんでいると、決まった時間に昼食がとりにくいこともあるでしょう。また、専業主婦だと、いわゆる“昼休み”がないため、ランチの時間がバラバラになりがちかもしれません。
ただ、自律神経を整えるためには、一定のリズムある生活を送ることが重要。不規則な食事は自律神経の乱れにつながります。なるべく同じ時間帯に昼食をとるようにしましょう。
また、午後からもアクティブに活動したいなら、ランチ後に濃い目のコーヒーや緑茶を飲んだり、食後30分頃に軽い運動をするなどして交感神経を優位にするのがおすすめです。
■4:夕食に激辛カレーを食べる
カレーライスといえば家庭料理の定番ですよね。ただ、夕食のメニューにするなら、なるべく辛さは控えめに!
スパイシーな料理は、交感神経のスイッチを入れやすくするとのことです。日中とは逆に夜間は副交感神経を優位にして、リラックスモードに入らなければいけないのに激辛カレーを食べると自律神経が乱れ、寝つきが悪くなるおそれがあります。
反対に、納豆・油揚げ・豆腐などの大豆製品、そして、きのこ・海藻・玄米・れんこんなど食物繊維が豊富な食品は副交感神経を優位にするはたらきがあるとのこと。夕食に積極的にとりいれましょう。
■5:シャワーだけで済ませる
気温が上がるにつれて、浴槽にはつからずにシャワーだけで済ませる日が増えるかもしれません。
ただ、お風呂につからないと交感神経が優位なままで、寝つきが悪くなるおそれがあります。
副交感神経をオンにするためには、就寝1時間前に38~40度のぬるめのお湯に10~20分つかるようにしましょう。炭酸入浴剤を使うと血流がよくなってより効果的とのことです。
■6:寝る直前までスマホをいじる
ベッドにスマホを持ち込んで、寝る直前までネットサーフィンしたりSNSをチェックしたりする人は少なくないことでしょう。
ところが、スマホ画面から発する青色LEDは体内時計や自律神経を乱したり、不眠症を引き起こしたりするおそれがあるとのことです。
スマホは夕食以降は家族そろってオフにするように心がけ、ベッドでは夫婦のコミュニケーションを楽しむようにしてみては?
いかがでしたか? これらNG習慣は年間を通じて避けたいものですが、自律神経の乱れやすい梅雨の時期にはとりわけ気をつけたいですよね。イライラや不調を予防したいなら、ぜひこれらの習慣は改めましょう。