遺言は書かせておくべき!? 親が存命中に子がすべきこと | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

意外と知らない通夜やお葬式でのマナー、業界の裏事情を綴った今、注目のサイト「考える葬儀屋さんのブログ」。

 

「ライブドアブログOF THE YEAR 2015」にも選ばれた同サイトの管理人・考える葬儀屋さんに聞いた、恥をかかない今のうちに知っておきたいお葬式の常識とは――。

 葬儀屋さんブロガーの「考える葬儀屋さん」と申します。

「子供に迷惑をかけたくない」。最近、ご自身の葬儀の相談にいらっしゃる方が言うキーワードです。

 「迷惑」と言っては語弊がありますが、確かに親が亡くなったことで大変な思いをするお子さんは多いです。みなさんも「もし親が死んだら、自分はどうすればいい?」ということを一度は考えた経験があるのではないでしょうか。

◆親の葬儀で迷惑をかけられない方法

 子供が被る迷惑の度合いで、親が自分自身のお葬式に対して取るべき態度を評価するとこんな感じになります。

○:良く調べて自分のお葬式のやり方を決めておく
△:子供に全て任せてしまう
×:出来もしないお葬式のリクエストを言い残す

 子供にとって一番ありがたいのは親自身がお葬式の内容を「ちゃんと」決めているケースです。こういう親は自分自身のお葬式の内容をエンディングノートに書き記しており、依頼すると決めている葬儀屋さんの連絡先やお葬式の見積もりなどを残しています。

 そして、ここまでお葬式の事を決めている人は遺言書を作成して相続で子供たちが揉めないようにしている場合が多いです。いわゆる「終活」をちゃんとやっているわけですね。こういう親を持つと子供には迷惑がかかりません。

◆あの名優も「終活」!? 残された迷惑な遺言

 “△”の「子供に全て任せる」と聞いて、いやいやそれは困るよ、と思われる方も多いと思います。しかし“×”の「出来もしないお葬式のリクエストを言い残す」よりはずっとマシなのです。

 

だいたいの“×”の人は、無頓着なのか縁起が悪いと思っているのか、お葬式の知識が絶対的に不足しており、よく調べずにイメージだけでお葬式を語りがちです。

 その結果、交友関係が広いにもかかわらず、「誰にも知らせるな」と言い残す、遺族の同意が取れていないのに「遺骨をまけ」と言い残すなど、残された遺族を困らせてしまうケースが多いのです。

 ちなみに上記の事例は俳優の故・三國連太郎さんが実際にやってしまったことです。

 できもしないことを言い残されると、遺族はお葬式の時に苦労するだけでなく、ずっと望みをかなえてあげられなかったという罪悪感を引きずることになります。

 では、”×”から”○”になってもらうにはどうすればいいでしょうか。

 親が亡くなったとき、迷惑をかけられないため、子供がまずできること。それは、親御さんに、葬儀屋さんの主催するお葬式のセミナーに参加してもらうことです。葬儀のリアルで、正しい知識を知ってもらいましょう。事実、最近は葬儀セミナーブームでほとんどの葬儀屋さんがお葬式のセミナーを行っています。

◆空前の葬儀セミナーブーム。親の上手な誘い出し方は?

 セミナーには健康不安を持つようになると行きづらくなるので、元気なうちに早めに参加してもらうべきです。そうは言ってもお葬式のセミナーを勧めるってハードル高いなぁと、感じた方も多いでしょう。

 確かに、ズバリお葬式というセミナーもありますが、最近は「相続」や「エンディングノート」をテーマにしてハードルを下げて参加しやすいように工夫しているセミナーも多いのです。ここでお葬式の知識を得てもらいましょう。

 

それから、終活に対して男性は腰が重く、女性は積極的です。まず母親をそそのかして、父親を口説かせると成功率が高まります。

 さて、お葬式のセミナーに参加するもう一つのメリットは、セミナーを主催している葬儀屋さんの良し悪しを見分けることができるということです。なぜなら、消費者はお葬式の経験も知識もない方がほとんどです。

◆セミナーで見分ける良い葬儀屋、悪い葬儀屋

 そのため、「分かりやすく説明する能力」は葬儀屋さんにとって必須です。つまり、葬儀屋さんの良し悪しはセミナーのプレゼンテーション能力で判断できます。セミナーにはプレゼンテーション能力においてその葬儀屋さんのエース級のスタッフが投入されます。

 そこで、そのセミナーの内容がいまひとつわかりづらいと感じたらその葬儀屋さんを選んではいけません。お葬式のことを全く知らない人が聞いてもよくわかるセミナーなら、その葬儀屋さんは良い葬儀屋さんです。

 ちなみに葬儀屋さんのサイトに掲載されているセミナー風景写真だけで葬儀屋さんの良し悪しが分かる場合がありますので、最後に記しておきます。

・聴衆に年配者が多いのにもかかわらずスライドの文字が小さい
・マイクを使っていない(声が聴き取りづらい)
・セミナー講師の格好がラフ

 こういうところは避けましょう。

 考える葬儀屋さんでした。

【考える葬儀屋さん】
 葬儀社に15年以上勤務し、業界内部を知り尽くしたその道のプロ。業務内容はお葬式の担当と葬儀・葬儀業界の分析。Twitterアカウントは@kangaerusougiya。「ライブドアブログOF THE YEAR 2015」にも選ばれ、月間45万PVを突破した「考える葬儀屋さんのブログ」も日々更新中。