【イケメン獣医からのコラム】 動物病院のこわ~い話06 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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「地域によって良い病院の定義は変わる?」

動物病院のこわ~い話。いつもご覧いただきましてありがとうございます。 さて、今回は動物病院の“地域による違い”について書いてみたいと思います。
 
あくまでも「自分が見てきた範囲で」、ということになるので 関西(当時)の獣医師と関東の獣医師ということになりますが、 もっと正確に言うと「2次診療施設が近くにない地域と、 ある地域の違い」ということになります。

それぞれの地域の獣医師の「観念的な部分」についての記述になり、飼い主の皆様には一見、関係のないことのように思えるかもしれませんが、重要なところだと思っていますので、お付き合いください。

東京に行ったらヤブ獣医になる!?

 まだ僕が兵庫県で研修医をしていたころ、職場の先輩によく言われていたことがありました。 
 
 「おまえ、東京に行ったらヤブ医者になるからやめとけ」 
 
 これはその獣医師が、何に価値観をおいているかがよくわかるセリフです。ただ、このままでは全く何を言っているのか意味がわからないかと思いますので、説明が必要ですよね。 

 僕が兵庫県の動物病院に勤務していたのは2010年夏までで、当時の大阪・兵庫には絶対的に信用のおける2次診療施設が近くにあるとは言えない状況でした。

 例えば、当時僕が勤めていた動物病院(兵庫県)の症例で、「近くには絶対的に安心して任せられる2次診療施設がないから」という理由で、ガンの放射線治療のためになんと岐阜県まで治療に通っていらっしゃった飼い主さまもいらっしゃいました。 
 
 兵庫県から岐阜県まで通院です。すごいことですよね。これが東京都内であれば、そんなに探さなくても放射線治療をやってくれる2次診療施設は、割とすぐに見つかります。(※ここで念のために補足しておきますが、「信用できるかできないか」については、全くその獣医師の主観でしかありませんので、あくまでも2010年当時のその動物病院の院長にとって、“信用に足る2次診療施設がなかった”ということに過ぎません)