あなたは自分の健康状態をどうやってチェックしますか?
意外かもしれませんが、舌があなたの健康状態を教えてくれるそうです。舌の健康状態は主に色と質感が診断基準となっているそうです。
今回は舌の状態別で分かる健康状態をニューヨーク市のNYU Langone Medical Center の内科医であり臨床助教授でもある、スティーブン・ラム医学士のアドバイスを元にお教えします。
1. 滑らかな舌
舌は本来は少しざらざらとしているものです。しかし、もし舌が滑らかなら、ビタミンB12や鉄分が不足しているサインの可能性があります。
2.黒に変色した舌(黒毛舌)
この症状は、実際に舌に毛が生えているわけではなく、分泌物が表面に蓄積し、黒くなるためそう見えるそうです。
これは口腔衛生を改善する必要があるというサインですので、舌を常に清潔にしておくように心がけましょう。
また、不健康な口腔衛生は心臓病になる大きなリスクや真菌感染症の可能性があるそうです。一般に真菌感染症の発生の誘因は、糖尿病などの基礎疾患の存在があげられています。
3.腫れた舌、または大きく見える舌
舌が腫れたように感じたり、見た目が大きく見えるときは、甲状腺機能低下症である場合があります。
これは十分な甲状腺ホルモンを生産されていないことを意味します。この甲状腺ホルモンの低下は代謝を低下させ、活動性が鈍くなり、エネルギーを徐々に下げてしまいます。
4. 深い溝がある舌(溝状舌)
舌の表面や側面に現れた深い割れ目や溝に気づいたら、自己免疫疾患(免疫システムが正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気)である可能性があります。
5. 白い舌
この症状もまた真菌感染症である可能性があります。口の中で真菌と戦うべき細菌の量を少なくする何かが起こっているというサインです。
6. 頻繁に舌に口内炎ができる
この症状はストレスを感じたり、辛いものを食べた時、風邪やインフルエンザと戦っているとき、または免疫システムが働きすぎている時などにできる傾向があるそうです。
この症状は、市販の軟膏や、痛みを刺激しないような薄味の食べ物を食べるようにすることで、症状を和らげることができるそうです。
何か当てはまる症状を発見したら、すぐに医師に正確な診断をしてもらって下さいね。