成功者に共通の要素とは…IQ?才能?学歴? いいえ「●●を続けるチカラ」です!?子どもの成功を助 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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グリットという言葉を知っていますか?グリットとは、米国・ペンシルバニア大学の心理学教授であるアンジェラ・リー・ダックワース氏が提唱した、「成功者に共通する、才能とも努力とも違う第3の因子」のことです。

経営コンサルタントや中学の数学教師というキャリアも持つアンジェラ教授が導き出した、子どもの教育にも有効なグリットという概念と、グリットを育てる方法について考えてみましょう。

◆グリットとは、物事を情熱を持って最後までやり遂げる力のこと
アンジェラ教授は、このグリットという概念を導き出すまでに、軍隊への入隊者・学校の先生・学生・営業マンなど、さまざまな現場で成功を収めている人たちについて、長期にわたって綿密な調査をしたそうです。

その結果、成功した人たちに共通するのは、決して先天的な才能などではなく、また高学歴や知能の高さでもないことがわかりました。

成功者に共通していたのは、「粘り強く長期にわたって情熱を保ちながら努力を続ける能力」であり、アンジェラ教授はこの能力を「グリット」と名づけたのです。

◆わが子のグリットを伸ばすには?
グリットは子どもたちの教育にとって特に重要であると考えられています。日常生活でのしつけから、学校での勉強や進学まで、「粘り強く情熱を持って物事をやり遂げる」ことが、成功するために必要なことはいうまでもないでしょう。

グリットを伸ばすヒントとして、アンジェラ教授は「グロースマインド・セット」という考え方をあげていました。

これは、「知能は生まれつき固定されたものではなく、努力を重ね経験を積むことで成長させていくことができる」という考え方で、ビジネスマンのコーチングなどにも使われています。

「グロースマインド・セット」の実践としては「完了形」にしない声かけがあります。

たとえば、子どもがテストで良い点を取ったときなどに「よくやったね!」だけだと、脳は「これで終わり、もう努力しなくていい」と判断してしまうので、「よくやったね!

こうやって努力してれば、次はもっといい点が取れるよ」というように、次の目標に進めるように導く言い方をする方法です。

◆「発達障害児への声かけ変換表」に見る、グリットの伸ばしかた
昨年Facebook上で「発達障害児への声かけ変換表」が公開され話題となりました。

この変換表は、例えば「走るな!」という注意を「歩こうね」と言い換えたり、「早く支度しなさい!」と叱るところを「5分で終われば、あと10分遊べるよ」と言い換えたりするもの。

このような言い換えは、発達障害児の療育施設などでも指導されているものですが、「発達障害をもつ子どもだけでなく、あらゆる相手に対して有効だ」と考えられているのです。

この「声かけ」に共通しているのは「具体的に」「大声で怒鳴らず」「否定形を使わない」ことです。

子育てにおいて「ほめる」ことはもちろん大切なのですが、子どもが間違ったときに「どう注意するか?」というのは、親にとっても悩ましい点ですね。

感情を抑えてとっさに言い方を変えるのは難しく、親にも努力が必要ですが、これもやっていくうちに慣れていくもの。

子どもにとっては、萎縮せずにちいさな成功や達成感を積み重ねることができ、「努力することを楽しむ力」が育まれるでしょう。楽しみは継続の力です。

大きな成功に不可欠な「グリット」を伸ばす可能性もあるのです。

子どもの成功を助ける「声かけ」、心がけてみませんか?