サマージャンボ、買いすぎてない?「ギャンブル依存症」に当てはまる8つのチェックリストとは | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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ギャンブルの売り上げが減少をたどるなかでも、売上をほとんど落としていない宝くじ。宝くじ好きのなかには「買わなければ当たらない」と、年々額を増やしている人も多いようです。

ほかのものと比べて依存性の低いように感じる宝くじ。とはいえ、額を増やしていくことで「ギャンブル依存症」に陥ってしまう可能性もあります。

◆ギャンブルに夢中になるのはどうして?

当たるかどうかはわからないものの「いつかは当たる」「もしかしたら高額当選するかもしれない」という状況に置かれると、人は当たりを求めてお金を投入し続けます。これは、心理学で「変動歩合制強化スケジュール」と呼ばれるギャンブル性です。

努力して働き、確実に得られる報酬とは違い「当たるかどうかわからない」というリスクが、お金を投入し、夢中になっていく誘因となります。

◆ひょっとして「ギャンブル障害」?8つのチェックリスト

最新のアメリカ精神医学会発行『DSM-5;精神疾患の分類と診断の手引き』によると、下記の中から1年以内に4つ以上当てはまり、なおかつ持続的で反復性のある賭博行動である場合はギャンブル障害であると示しています。

□興奮を得るために、掛け金の額を増やして賭博をする
□賭博を中断すると落ち着かなくなる・またはいらだつ
□賭博の制限や回数を減らす、中止するなどの努力をしてもまた繰り返してしまう
□しばしば賭博に心を奪われている
□無気力、罪悪感、不安、抑うつなどの気分のときに賭博をすることが多い
□賭博でお金を失ったあと、別の日に取戻しにくることが多い
□賭博に夢中になっていることを隠すため、嘘をつく
□賭博のために人間関係や仕事、教育、職業上の機会を危険にさらしたり、失ったりしたことがある
□賭博によって引き起こされた悲惨な経済状況から免れるため、他人にお金を貸してほしいと頼む

いずれも辛い現実から逃避したり、周囲に迷惑をかけたりする傾向があります。正常な人のギャンブルは、みじめな気分のときにはやらず、いいところで切り上げられます。「もっともっと」とお金をつぎ込みません。

◆ギャンブル依存症者はほかの分野でも問題あり

また、ギャンブル依存症になりやすい人は、恥や罪の感覚が強く、人間関係を築くのが苦手な人の多い傾向にあります。信頼し合える人間関係がなく、アルコールや煙草に依存することも。

また、ギャンブル依存症の人が気分障害や不安障害など、こころの病気を合併していることもあります。

「夢を買う」と言われる宝くじですが、現実から逃れるために必要以上の金額をつぎ込むのは危険です。宝くじを買う前に、前述したチェックリストで自分にギャンブル依存症がないかを確認してみてはいかがでしょうか?

監修:山本恵一(メンタルヘルスライター・元東京国際大学心理学教授)