【1分で判明!病気チェック】原因の9割に関係しているのはやはりアレ…肺がん | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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男性のがんの中で死亡数が最も多く、男女合わせると年間約6万人。早期発見には定期検査しかないが、確実に発症リスクを高める(4-5倍)のはタバコ。もちろん非喫煙者、受動喫煙でも発症するので、呼吸器の症状が出現したら要注意だ。

【指数400超は注意】

 肺がんで亡くなったニュースキャスターの筑紫哲也氏(享年71)も1日3箱も吸っていた愛煙家。前年、人間ドックに入りPET検査で発見されたが、その時点ではすでに咳き込むことが多かったといわれる。

 「原因の8-9割にタバコがかかわっている。喫煙者は最低でも半年に1回はX検査、痰の細胞診を受けた方がいい」と警告するのは、日本呼吸器学会・指導医でもある寺尾クリニカ(東京・新宿)の寺尾一郎院長。

 予防は禁煙が大前提だ。が、それでも踏み切れないのなら、刻一刻と発症のカウントダウンが迫っていることを十分肝に銘じておくべきだ。

 目安は『1日の平均喫煙本数×喫煙年数』のブリンクマン指数。400を超えたら高度危険群。1日の喫煙本数と肺がん死亡率は相関する。1日20本以上の人は吸わない人よりも10倍肺がんで死亡しやすいという。

【気管か末梢で違う】

 ひと口で「肺がん」といっても種類が多く、発生場所や頻度、増殖速度などが異なる。

 顕微鏡でのがん細胞の見え方では、「非小細胞がん」(3種ある)と、進行が速く転移しやすい「小細胞がん」(全体の15-20%)に分けられる。

 「部位で分ければ、気管支にできる『肺門型』と、末梢の肺胞にできる『肺野型』。肺門型なら比較的早くから咳や血痰の症状が表れる。が、症状がなく、健診のX線などで偶然見つかることが多いのは肺野型です」

 部位によって症状や検査法が違ってくるところが肺がんの見落とされやすい大きな理由だ。

【非喫煙は無症状】

 一般に咳や血痰が肺がんの一番の特徴と思われがちだが、それは間違い。

 中でも最も発症頻度(男性40%、女性70%以上)が多いのは、非喫煙者でも発生する「腺がん」。肺野型が多いので、相当進行するまで無症状だ。

 次いで多いのが、喫煙との因果関係が強く肺門型の割合が多い「扁平上皮がん」(男性40%、女性15%)。これが喫煙者に早期から咳や血痰が出やすいタイプになる。

 転移しやすい小細胞がんでは、脳転移によって頭痛やめまい、骨転移によって腰痛などが最初の症状になる場合がある。

 「喫煙に加えて毎日お酒を飲む人は、さらにリスクが高まることが分かっている」と寺尾院長。年々増え続ける“難治がん”。予防のためには、まず禁煙治療が必要だ。

【「肺がん」チェックリスト】
 □がんこな咳や痰が続いている
 □血痰が出る
 □声がかれるようになった
 □息切れや呼吸時にゼーゼーする
 □息を吸ったとき胸痛がある
 □発熱がある(肺炎のような)
 □体重が減り、食欲がなくなった
 とくに喫煙者で、2つ以上該当するようなら可能性があるので早期に検査するべき
 ※寺尾クリニカ(東京・新宿)/寺尾一郎院長作成