精子の寿命を縮める要因はコレ! 男性不妊を避けるための4つの妊娠カラダケアとは? | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

不妊の原因は女性側だけにあるのではなく、男性側にあるケースが約半数であることが、最近知られてきました。

妊娠できるかどうかというと、女性のほうが積極的に自分のカラダを疑うケースは多いもの。

でも、男性側が積極的に自分の不妊を心配することはあまりありません。将来の妊娠を考えた場合、たとえ未婚の男性であっても、自分のカラダをどのようにケアしていけばいいのでしょう。婦人科の船曳美也子医師に聞きました。

―男性不妊の原因は?

不妊の原因の約半分は男性が原因とされます。男性不妊のメカニズムは3つです。

1 造精機能(精巣で精子を造る)
2 輸送機能(精子が精管を通る)
3 勃起・射精機能(精子が排出される)

このどこかが障害されると男性不妊になります。

―不妊症を避けるのに男性がすべきカラダケアは?

◆その1「もしあなたが喫煙者なら、ぜひ禁煙してください!」

タバコは、造精子機能を障害します。喫煙する人の精子はしない人に比べて、数も運動性も15%ほど低下するうえ、奇形精子の数を殖やすこともわかっています。

もっと言えば、女性も副流煙で影響を受けます。間接喫煙によっても卵子をつくる能力が損なわれますし、妊娠しても流産する率が高くなります。自分で禁煙が難しいのであれば、禁煙外来を受診されるのもひとつの方法です。

◆その2「ストレスは精子の寿命を縮める」

ストレスも造精機能、勃起・射精機能に影響します。精神的ストレスは、細胞内の細胞寿命のタイマー「テロメア」の時間を縮め、細胞死させます。生体内の細胞でテロメアの発現があるのは、活動している生殖細胞、つまり精子です。精子にダメージを与えるため、大きなストレスはためないようにしましょう。

◆その3「肥満がEDを引き起こす」

肥満も、造精機能、勃起・射精機能に影響します。近年、脂肪細胞がいろいろな種類のホルモンを分泌していることが知られています。特に腸のまわりにある内臓脂肪(おへその辺り)が殖えると、カラダによいホルモンの分泌が減り、血管に炎症をおこす悪いホルモンの分泌が増えます。

それらは、動脈硬化や高脂血症、糖尿病の原因になるのですが、男性ホルモンも減少させてしまいます。EDの原因にもなることもありますし、精子の数も減少します。

BMI(※)がなるべく25までに、少なくとも30未満になるようにしてください。
※ BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

◆その4「自覚症状のない性病を、放置するなかれ」

輸送機能を障害する原因になるのは、性行為感染症です。特に多いのがクラミジア感染症。感染後数日~2週間で、下腹痛や排尿時痛、膿尿になります。ただ、困ったことに男性の50%、女性の80%が無症状です。

なので、自覚症状のないまま性交渉で感染してしまいます。予防手段はコンドームが有効です。また、なんらかの症状があれば放置せず泌尿器科を受診してください