【メタボより怖いロコモ】病院で迎えた3年目の正月 母のドミノ骨折その後 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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骨折して救急車で病院に運ばれた母は、3年目の正月も病院で迎えた。以来、家族も正月を心から祝うことができないでいる。

 現在の病院はすでに2年目だが、正確には介護療養型医療施設という。院内で医療病棟と介護病棟に分かれ、母は最初は医療病棟に入ったが、やがて介護病棟に移された。最初は後期高齢者医療保険の対象だったが、現在は介護保険で入院費用をまかなっている。

 介護保険の施設サービスを受けられる介護施設は、特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)とこの介護療養型医療施設の3つだ。

ご存じのように、東京などでは、特養の入所希望者が列をなし、入所は至難の業。老健は短期間しかいられない。医療が必要な場合にかぎり、介護療養型医療施設を利用できるのはありがたい。

だから、グラフのように、入所者は要介護4か5が大半だ。母も入院したときは5だったが、昨年4に変わった。

 医療施設であり、医療スタッフもちゃんとしているから安心なのだが、将来的には国は介護療養型医療施設を減らし、在宅介護に切り替えようとしているようだ。

超高齢社会となった日本で国民の医療費削減のための施策の一環らしい。病院の相談員から、「数年後はどうなるか分からない」と言われ、不安である。

 骨折→手術→リハビリ失敗…それからこの病院にたどり着くまでが大変だった。手術した救急病院からリハビリのために移った老健で尿路感染、その治療で入院した病院で多剤耐性緑膿(りょくのう)菌に感染し別の病院で隔離された。

大阪で集団感染で11人の死者が出たように、院内感染予防のためだった。こんなふうに母は半年間にわたり死線をさまよった。

 この病院に転院した頃には自分で食事もできず、経管栄養で命をつなぐ状態。廃用症候群(寝たきり)で、背中に大きな褥瘡(じょくそう=床ずれ)ができていた。

半年後に口から食事できるようになり、褥瘡も治り介護病棟に移った。この間の本人の苦痛はもとより、家族の負担、そして支払った医療費も高額だ。それを引き起こしたのがロコモである。次回から、その経緯と医療費負担などを詳しく書く。 (木村進)

■ロコモ ロコモティブシンドローム=運動器症候群の略。筋肉や骨などの衰えで歩行などに支障を生じ要介護リスクが高まる。予備軍含め4700万人が危機にある。

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