イラっと経験あり?洗濯の『靴下裏返ってる問題』に終止符か 靴下一筋55年タビオのオススメが話題 裏返しのメリットは1つじゃありません
意外と世間を悩ませている洗濯時の『靴下裏返っている問題』。その家庭でのストレスが減らせるかもしれない知識を靴下の専門家に聞いてきました。
まず街で靴下の洗濯の悩みを聞いてみると?
(前田アナ)「靴下の洗濯で怒ったり注意したりすることはありますか?」
(街の人)「主人の靴下が裏返っている。あれは裏返ったまま出してきます」
(前田アナ)「イラっとしますか?」
(街の人)「はい」
(街の人)「裏返ったまま置いた時はめちゃめちゃ怒られますね。疲れている日とかは適当に脱いだりして、それで裏返ったりしてしまうので。(母親から)ちゃんとこれしっかりして!って怒られますね」
(街の人)「裏向いていたら表向きに直します」
(前田アナ)「家族が靴下を裏返しで洗濯機に入れたら?」)
(街の人)「めっちゃむかつきます」
そのストレスが無くなるかもしれません!いま靴下一筋55年のタビオが公式X(旧ツイッター)に投稿したオススメの洗濯方法が話題になっています。
(タビオ公式Xの投稿)『「靴下は裏返して洗うのがいい」でも「取り込んだ靴下を元に戻すのがしんどい」という声をよく聞きますが、個人的には「裏返したまま仕舞って、履く人が元に戻して履く」が一番だと思います』
(街の人)「そっちが正解?知らなかったです。じゃあもう割り切って!」
(街の人)「今度ちょっと言い訳として使ってみます」
(街の人)「きょうから裏返して脱ぎます」
(前田アナ)「家族が裏返して洗濯機に入れていても…?」
(街の人)「ストレスフリーになります」
でも、どうして裏返しで洗うのが良いのでしょうか?その理由を探りにやってきたのは奈良県広陵町のタビオ奈良。靴下に関わること30年以上“靴下の話なら1日中できる”というタビオ奈良・研究開発グループの笹井寛巳さんに、MBSの前田春香アナウンサーが話を聞きました。
(前田アナ)「裏返しにしたものを表向きに返して洗濯機に入れるというのが当たり前かなと思っていたのですが」
(笹井さん)「実はですね、裏側の方に足から出た汗とか皮脂とかそういうものがたくさん付いているので裏返した方がそういう汚れは落ちやすい、という所がひとつ」
さらに裏返しで洗濯した方が長持ちするといいます。
(笹井さん)「表向きで洗濯しちゃうと、エッジの部分が他の洗濯ものと擦れ合わさって、けば立ってきたりするものがあるんですね。基本的には裏糸は化学繊維ですので、コットンとかウールに比べると、けば立ちにくい。
洗濯の後に干すのも裏返しのままで。日なたに干すじゃないですか洗濯物って。やっぱり太陽の光とか紫外線で色によってはちょっと変色が起こったりとかしやすいので、裏側の方が変色に対しても対応できる」
いいことづくしの裏返し洗濯!これは他の衣料品にも言えることだそうです。
(笹井さん)「洋服が傷むのは、やっぱり洗濯の際に他の衣料品と擦れ合わされて傷むことが多いと考えていますので、やはりTシャツなんかも裏返したまま洗った方が表面に対するダメージは少ないんじゃないかな」
さらに靴下の干し方にもオススメの方法があるそうです。
(笹井さん)「(足首部分に)ゴムが入っているんですけれども、あまり長時間、水に濡れたままにしておくと劣化してしまうんですね。
なので、できればゴムを上にして干すと、早く水分が切れていく。逆にゴムを下にしちゃうと、最後まで水分がゴムに残ったままになりますので。ゴムを上にした方がゴムの劣化を防げる」