健康マナーとして…ラーメンのスープは残す | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

 健康のため、減塩が迫られている。厚生労働省が策定する「日本人の食事摂取基準」が改定され、食塩の摂取目標量は1日当たり男性(18歳以上)がこれまでの9グラムから8グラム未満、女性は7・5グラムから7グラム未満に減った。

 だが、この数値はWHO(世界保健機関)が推奨する5グラム未満とはかけ離れている。厚労省は実行可能性を考えて、国民が実際に摂取している量とWHOの5グラムの中間値に近いところを改定値にした。

 「世界的にみても日本人の食塩摂取量は異常に多く、食塩中毒です。

今や国民の3人に1人、4000万人が高血圧で、その6、7割は塩分の取りすぎが原因とみられます。

だから、減塩すれば血圧は下がり、高血圧病の患者は減ります」。

こう語る日本高血圧学会減塩委員会協力会員で、東京女子医大東医療センター内科准教授の渡辺尚彦さんに、減塩の手だてを聞く。

 日本食は海外でも評価されているが、塩分が多い欠点がある。海に囲まれた日本は、古くから製塩技術を持っていたこともあり、塩に慣れ親しんできた。

 かつて典型的な朝食の一つだった「塩鮭(ざけ)にみそ汁、漬けもの、梅干し」。これだけで塩分は1日目標量の8グラムに近い。「減塩が難しいのは、食文化に反する面があるのも事実。

食べ残すのは良くない、もったいないと言われてきたので、塩辛いものも全部口にしてきた」と渡辺さん。

 ラーメン一食で塩分8グラムを超えることもある。「スープを半分残せば、半分近く減塩できる。塩分のあるものを、少しでも残すのが第一歩。残すのは“健康マナー”と割り切りましょう」