美しく若返りたい!田中将大、タイガー・ウッズ選手を復活させた血液療法の凄い底力 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

「ドラキュラ」や「トワイライト・サーガ」(小説から映画化)、漫画「ポーの一族」まで、吸血鬼という存在はなぜか人間を魅了してやみません。

彼らが求めるのは、人間の血液。体を守り、栄養を与えて再生させる驚異の存在です。長年の研究にもかかわらず、人間はまだその可能性の一部しか利用していません。

◆血液療法って知ってる?
ローマ時代には、病人、特にてんかんの患者は、治療として殺されたばかりのグラディエーターの血を飲むことを勧められていました。

また瀉血は2000年近く、ごく普通の医療行為でした。中世には理髪業者がこの治療を行い、ヒルに血を吸わせるという方法が一般的でした。血を採りすぎて、白血球の免疫反応が減少する弊害もありました。

輸血は現代でも有効な治療法です。

そこでBBCのキャスターを長年勤めるマイケル・モズリーさんは、番組の中で自分の血をソーセージにして摂取してみました。血液は鉄分とたんぱく質、ビタミンCが豊富で、高カロリーです。カロリーは、ビールの2倍にもなります。

◆若い血は老いた脳を刺激する
伝説では、若い血のほうが効果が高いとされますが、それもあながち間違いではありません。

カリフォルニア大学でマウスを使った実験によると、若いマウスの血を注入された高齢のマウスは、巣に戻るなどの記憶力が明らかに向上しました。

高齢のマウスのニューロンは不活発ですが、若いマウスの血を注入されることで新たなつながりを作り始めたのです。実験を主宰した生物学者のソール・ヴィエルダ博士は、血液の中の若さと老いの因子を特定したいといいます。

これまでの実験はげっ歯類で行われてきましたが、スタンフォード大学では初期の認知症の人に血を提供する若いボランティアを募集して、裁判になっています。

◆運動選手にも使われるPRP療法
モズリーさんは、バンパイア・フェイスリフトと呼ばれる若返り治療にも挑戦しました。PRP療法といって、自身の血液から高濃度血小板を取り出し、皮膚に注入するというものです。

美容に限らず、自己治癒能力を活性化させるので、右肘部分断裂となったヤンキースの田中将大選手も、この治療を受けました。

アメリカではプロゴルファーのタイガー・ウッズ選手なども受けた治療法として、近年、注目を集めています。

数年前にも、傷の治癒とコラーゲンの生成を助ける効果がレポートされています。最近ではイギリス王室病院で、II型糖尿病の患者に多い治りにくい傷の治療にPRP療法の効果があるかという研究が進められています。

モズリーさん自身は、PRP治療で多少の効果を感じたものの、高い費用を考えると、もう自分ではやらないといっています。

でも、血液という特別な存在への興味と尊敬は深まったそうです。いつかは、子供や孫に「認知症にならないように、若い血をください」という時代が、来るのかもしれません。