更年期障害で効果的と言われているホルモン補充療法って何?症状は改善するの? | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

女性は、閉経前後の更年期に入ると、エストロゲンの分泌が減少し、人によっては、のぼせ、ほてり、発汗などの症状をみせる「ホットフラッシュ」を引き起こし、

 

頭痛やめまい、耳鳴り、イライラ、むくみ、腰痛や背部痛、肩こり、慢性的な疲れ、といったさまざまな症状を併発することがあります。

これを「更年期障害」と言いますが、症状の出方には個人差があり、あまり感じない人もいれば、耐えられないほどのストレスを抱えてしまう人もいます。

最近は、「更年期外来」や「女性外来」などを設けて専門的な治療を行っているいる病院もあり、苦痛をただ我慢するだけの時代ではなくなってきています。

◆薬物療法「HRT=ホルモン補充療法」とは?
更年期障害の治療法の1つ「HRT=ホルモン補充療法」とは、減少したエストロゲン(卵胞ホルモン)を飲み薬などで補充する療法です。

エストロゲンは、子宮内膜を厚くするため、子宮がある人の場合には、子宮体がんを予防する目的でプロゲステロン製剤(黄体ホルモン)も一緒に服用します。胃の調子が悪い人は飲み薬は服用できないため、貼り薬をお腹に貼って、2~3日ごとに交換します。

副作用としては、

 ・服用開始後の不正出血
 ・乳房や下腹部のハリ感
 ・吐き気

などがありますが、薬の量や頻度を調節することでコントロールできます。

◆治療経験者はまだ少ない 気になる症状の改善は?
月600万人が利用する日本最大級の病院検索・医薬品検索・医療情報サイト群ならびに医療者向けサービスを運営する株式会社QLife(キューライフ)では、2014年10月16日~2014年10月21日に、さがらレディスクリニック院長・相良洋子先生監修のもと、

 

40~50代の女性でホルモン補充療法(HRT)を現在受けている、受けたことのある人を対象に、HRTに関するインターネット調査を実施し、500名から回答を得ました。

その結果、HRTを受けた患者は、HRTを受ける前に1人あたり平均5.4個の症状に悩んでいたことがわかりました。代表的な症状は「急に顔がほてる」「汗をかきやすい」「疲れやすい」です。

また、症状を自覚してから受診するまでにかかった時間は1~3か月が19.0%ともっとも多いものの、4か月以上最長5年以上、を要している人が半数以上を占める、という結果でした。

HRTについては、治療前から「知っていた」という人は45.8%で、その情報収集源はインターネットが主でした。そして4人に3人が受診後に「医師からの勧め」でHRTを始めており、49.4%がHRTに対して不安や抵抗感が「ない」「あまりない」と回答。

さらに、7割以上の患者がHRTを始めて症状が「改善」「やや改善」したと答えました。特に改善した症状は「急に顔がほてる」「汗をかきやすい」「頭痛、めまい、吐き気がよくある」の3症状で、これは患者が悩む「特につらい症状」のベスト3と一致した、ということです。

日常生活の質(QOL)については、HRT実施により70%以上が「まったく支障がない」「あまり支障がない」状態まで改善。6割近くがHRTについて「満足」「やや満足」と回答した、と回答しました。

今回の調査では、4人に3人が医師からの勧めでHRTを始めていましたが、約半数が治療するまでHRTを知らなかったことから、満足度の高い更年期障害の治療を行うには、医師と患者の「何でも話せる環境づくり」が重要である、との見解が出されています。

過去には、欧米の研究機関で、HRTを長期続けると、冠動脈性心疾患、脳卒中、乳がん、痴呆及び認知障害発症リスクが高まる、という報告がされており、日本でもそれらリスクに関しては解析が進められています。

現在、厚生労働省では、医療機関に対して「これらの報告を踏まえて投与前に乳房検診及び婦人科検診を実施すること、及び投与に際して患者にリスクとベネフィットについて十分な説明を行うとともに必要最小限の使用にとどめ、漫然と長期投与を行わないことを重要な基本的注意とする」ことを通達しています。

今回の調査を監修した、さがらレディスクリニック院長・相良洋子先生は、『更年期障害は生命にかかわる病気ではないから』などと言われ、かえって症状が悪化してしまったり、いくつもの病院を転々とする患者さんもいらっしゃるのですが、最近は理解のある医師も増えています。

更年期障害に詳しい医師をインターネットで検索することができますので、近くのクリニックや病院を探してみると良いと思います。

また、更年期に限らず、様々な年代で出てくる身体の不調を相談する場所として、女性は婦人科のかかりつけ医を持っておくのがいいでしょう。つらい症状が現れたら1人で悩まず、医療機関を受診してみてください」とコメントしています。