ホットカーペットは電気代が高いイメージです。こたつに変えたほうがいいですか? | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

『無敵の「1日1食」 疲れ知らずで頭が冴える!』
さあ、元気に歳でもとりますか!それに女性は明日の美しさを迎えにいこう。

実際はどちらが経済的? 電気代を比較してみた

電気代の計算式は、「消費電力(kW)×使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)」で求められます。(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している、電力料金目安単価の31円/kWh(税込)を使用します。

 

・ホットカーペットの場合

計算に使う製品の消費電力は弱(120W)・中(185W)・強(255W)で、1日8時間使用するとします。

 

電気代は、弱が「0.12kW×8h×31円/kWh=29.76円」、中は「0.185kW×8h×31円/kWh=45.88円」、強は「0.255kW×8h×31円/kWh=63.24円」となります。

 

これを、1ヶ月を30日として1日8時間使用した場合は、弱が892.8円、中は1376.4円、強は1897.2円となります。

 

・こたつの場合

こたつの場合、主にヒーターには3種類(石英管、ハロゲン、カーボン)ありますが、消費電力は変わりません。今回は、弱が70Wと強が180Wとします。1日8時間使用するとして計算すると、弱「0.07kW×8h×31円/kWh=17.36円」、強「0.18kW×8h×31円/kWh=44.64円」です。

 

これを、1ヶ月を30日として1日8時間使用した場合、弱は520.8円、強は1339.2円となります。

 

以上から、こたつはホットカーペットよりも電気代が安い傾向です。しかし、暖められる範囲については、ホットカーペットのほうが広いといわれています。そのため、ホットカーペットとこたつのどちらを使うかは、使用環境やニーズに応じて選択するのがよいでしょう。

 

ホットカーペットとこたつのメリットとデメリットを紹介

ホットカーペットとこたつは冬の暖房器具の定番といえますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

 

・ホットカーペットのメリットとデメリット

ホットカーペットのメリットは、電源を入れるとすぐに暖まること、空気が乾燥しにくいこと、そしてほかの暖房器具に比べて経済的であることです。体に直接触れるため、快適な体感温度を保つことができるのもメリットでしょう。

 

しかし、デメリットとして、部屋全体を暖めることができないことや、ダニの発生の可能性があります。

 

・こたつのメリットとデメリット

こたつは冷えた手足がすぐに温まる、空気を汚さず乾燥もさせにくい、消費電力が少なく省エネである点などがメリットです。また、火事のリスクが低いことや、テーブルとして利用できることもメリットでしょう。

 

しかし、こたつで長時間過ごすと体調不良や脱水症状を引き起こす可能性があることや、設置やしまうときに広めのスペースが必要となるのはデメリットといえます。

効果的に節電しながら快適に暖まるコツを紹介

ホットカーペットは、ムダのない適切なサイズを選ぶことで節電が可能です。製品によっては暖める面積を調整できる機能が付いているので有効に利用しましょう。

 

また、床が冷たいと熱が逃げやすいため、断熱シートをホットカーペットの下に敷いて防ぎます。

 

さらに、毛布と併用することで、体をより効率的に温めることが可能です。ホットカーペットがある程度暖まったなら、弱か中に切り替えることで電気代の節約につながります。

 

こたつを使用する際も、敷布団の下やカーペットに断熱シートを敷くことで、床からの冷気を防ぐことが可能です。また、こたつの大きさに合った掛け布団を使用することで、床との隙間を減らして保温性を高めます。

ちなみに掛け布団のサイズは、テーブルサイズ+110~130cmが目安とされています。

 

さらに、厚めの掛け布団を使うことで、保温性の向上が期待できます。このような工夫をすることで、出力を「弱」にしても、十分に体を温めることが可能です。

生活スタイルに合わせて最適な選択をしよう

ホットカーペットとこたつには、それぞれに特有のメリットとデメリットがあります。そのため、電気代だけを見るのではなく、生活スタイルや個人の好みを考慮したうえで、最適と思える製品を選ぶのがよいでしょう。

 

また、本記事では両製品の効果的な節電のコツも紹介しました。このコツを応用すれば、ホットカーペットとこたつのどちらを選んだとしても、経済的で快適な冬を過ごすことができるでしょう。

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー