【お正月の保存版】きなこ、お雑煮、砂糖醤油だけじゃない…あなたが知らない「美味しいお餅の食べ方」 | ~たけし、タモリも…「1日1食」で熟睡&疲れナシ~

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【お正月の保存版】きなこ、お雑煮、砂糖醤油だけじゃない…あなたが知らない「美味しいお餅の食べ方」一挙紹介

「毎日お餅でも飽きない」――小さい頃から、お餅が好きすぎてついには餅オンリーの異色のレシピ本 『お餅の便利帖』 (東京書籍)まで出版されたのが、料理家の飛田和緒さんです。

 

 そんな飛田さんに、お家にお餅があふれる今だからこそ知っておきたい「美味しい食べ方」を教えてもらいました。

料理家の飛田和緒さんも太鼓判! お正月にぜひ試したい「美味しいお餅」の食べ方とは?(写真: 『お餅の便利帖 』/撮影=竹内章雄)

料理家の飛田和緒さんも太鼓判! お正月にぜひ試したい「美味しいお餅」の食べ方とは?(写真: 『お餅の便利帖 』/撮影=竹内章雄)© 文春オンライン

 

――飛田さんがお餅を好きになったきっかけは?

飛田 和緒(以下、飛田) 小さい頃、いつも祖母が火鉢でお餅を焼いてくれたんです。お醤油をつけて、海苔を巻いて食べるだけなんですが、それがもうすんごく美味しくて。

 

 当時は、スーパーで売っているような切り餅パックなんてない時代です。近所の和菓子屋さんで、いつもつきたてのお餅を買っていました。

 

――好きな食べ方はありますか?

飛田 一番はお雑煮のような汁の中に入っているお餅。トロトロのお餅も汁も好きだから、その両方さえあれば、他に具は何もいらない。

まるでつきたての味「蒸し餅」

――初めて出された餅オンリーのレシピ本『お餅の便利帖』を作る上で、特に印象的だった「美味しいお餅」はなんですか?

 

飛田 本を作る中で、初めて挑戦した「蒸し餅」には驚きました。カメラマンさんの勧めでやってみたら、まるでつきたてのお餅のように美味しい。

 

 蒸すのと似た方法にレンチンがあるけど、私は一度もうまくいったことがない。いつもお皿にへばりついてしまうんですよね。

 

――たしかにレンチンで、お餅がうまく温められるイメージはありません。

飛田 でしょ? あと蒸し餅はほかの具材と絡めても美味しく食べられるのでおすすめです。

 

 たとえば長ねぎのみじん切りとごま油、塩、黒こしょうを合わせたタレをつけた「ねぎ塩餅」や、お餅に海苔の佃煮を混ぜるだけでも美味しい。とにかく柔らかさが全然違うので、蒸し餅はぜひ試してほしいです。

食べても美味しい、見ても楽しい「力ラーメン」

飛田 次におすすめの食べ方は「力(ちから)ラーメン」。見た目のインパクトがすごいし、インスタントラーメンにお餅とネギやナルトを入れるだけなので、とっても簡単です。

 

――ナルトの量がすごい!(笑)

飛田 みんなにそう言われるんだけど、絶対かわいいから! どうせなら見た目がかわいいほうが気分も上がるでしょ?

 

――たしかにナルトを入れるだけで、一気に映えますね。

飛田 見た目は地味だけど、甘じょっぱい「メープルしょうゆの焼き餅」もぜひお正月に挑戦してみてほしいです。お餅にはよもぎ餅を選んだんですが、香りがよくて、甘みのあるメープルとすごく合います。

 

――しょっぱさと甘さの合わせ技はクセになりそう……。

たくさんの人が集まるときに喜ばれる「揚げ餅」

――お正月は親戚・友人同士で集まる家も多いと思います。そうしたパーティ向けにおすすめできるお餅はありますか?

 

飛田 人がたくさん集まるときは、鍋物もおすすめです。たとえばすき焼きにもお餅は合うんですよ。甘辛くて最高ですし、あまった煮汁の中に入れても美味しく食べられます。

 

 あと「揚げ餅」は、大人も子供もすごく喜んでくれると思います。揚げたては本当に美味しいので、パーティでは私が作っているそばからみんなどんどん食べちゃうぐらい。

 

――今回、本には掲載しなかったけど「密かに推したい」、そんな餅レシピがあったらぜひ教えてください。飛田 私が大好きなのは、細かく切ったお餅を入れて作った「茶碗蒸し」。トロトロとモチモチの両方を楽しめて、最高なんです。

 

 どっしり系だと、豆腐の代わりに餅を入れた「麻婆餅」、エビチリのエビの代わりに餅を使った「餅チリ」も最高。どれも美味しくお腹がいっぱいになるし、食感も楽しい。ぜひみなさんも自由な発想で、お餅レシピを楽しんでくれたらなと思います。

(吉河 未布)